新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

草の花

2014年10月10日 13時43分46秒 | 身辺雑記

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 秋の草花は、どちらかと言えば、あまり立派でないほうがいい。

 群生しているコスモスは、一つ一つはいじらしく見えながら、群の力を借りて輝いている。

 その点、他の草々に混じって咲くコスモスのほうが、弱々しくていじらしい。

 写真のコスモスは、赤まんまの群の中で、ひっそりと咲いていた。

 遠慮気味で、なんとも哀れだ。

 赤まんまはもとより威張って咲く花ではない。群生はしているが、それぞれ目立たない。

 そんな中のコスモスは、さらに肩をすぼめている。だから愛おしい。

  やすらぎやどの花となく草の花  森 澄雄 

 今は亡き俳人、森澄雄氏の句だ。

 かかる安らいだ心境こそ、秋の日に相応しい。 

 とは言え、「安らぎ」はとかく難しいもの。 

 台風19号がやって来る。とてつもなく凄いらしい。

 荒れずに過ぎ去ってほしい。沖縄付近で、曲がらなくていいではないか。

 

 

 

コメント (2)
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