昨日の午前中、民主党両院議員総会において、鳩山総理が辞意を表明した。
その演説の中で、「政治とカネ」の問題を抱えている小沢幹事長に対しても、退任を促した。併せて小林議員についても言及した。
二日連続して、鳩山、小沢、輿石の三者会談が行われていた。何かありそうな予感がしていた。三者の顔色から見て、緊迫した情勢は読みとれた。しかし、辞意表明とは思わなかった。
マスコミ各社も、昨日の朝刊まで、辞任を報じてはいなかった。知らなかったのだ。
辞任の理由として、鳩山総理自身は、普天間基地の移転問題による社民党の連立離脱と、「政治とカネ」の問題を挙げていた。
日米両国の共同声明を発表したばかりだ。今後、米国との関係をどのように整理するのだろうか。信頼関係に、更なる不都合が生じることはないのだろうか。
しかし、ここまで追い込まれれば、辞めるのが当然かもしれない。ギリギリのタイミングだったようにも思う。
民主党では、明日、新総裁を決め、新たな内閣を組み上げる。誰が総理になっても、難題が待っている。
「小沢一郎」なる存在から、どのように脱却するか。大事な問題だ。
その上に立って、ぜひ、「国家観」について、論じてほしいものだ。
財政問題、安全保障問題、成長戦略問題、医療・福祉問題等々は、「どのような国であるべきか」の国民的合意をふまえて、作り上げて行くべきものと思う。
別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。
ご覧いただけると嬉しいです。
→ こちら