新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

友人の通夜

2007年05月18日 21時55分00秒 | 身辺雑記

 宇都宮線の栗橋駅前にある葬祭場で、親しい友人(K君)の通夜が執り行われた。胃ガンのため、胃を全摘したのだが再発し、返らぬ人となってしまった。最初の発病は、20年ほど前だから、長い闘病生活だった。ずっと病床にあったわけではない。ほとんどは通常のサラリーマン生活を続けていた。ゴルフもしていたし、酒も飲んでいた。
 K君と私の付き合いは長い。私がN社に勤めていたころ、部下の一人であった。その頃の日本は、東京オリンピックが済んだばかりであり、各分野での開発・拡充が、猛烈な勢いで進められていた。N社においても、電気通信サービスの充実・拡大に向けて、全社挙げて取り組んでいた。
 当然我々も、多忙でかつ充実した日常を送っていた。その頃私たち夫婦は、「頼まれ仲人」として、媒酌人を務めた間柄であった。
 K君は子供3人。長男は結婚して、幼い2人の孫がいる。次男と長女はまだ結婚していない。家庭的には何の心配もなく、65歳は少し早すぎたが、全うしての生涯だったと思う。この度の病状悪化以来、2年間ほどは入退院を繰り返していたようだ。その点、家族も十分に看病出来たのではなかったろうか。奥さんの表情に疲労は隠せないものの、看病仕切った人の安堵感めいたものを感じた。本当に、ご苦労様でした。
 冥福を祈ります。
 
 

コメント
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