不定形な文字が空を這う路地裏

ブラインドの角度を適当に変化させ続ける、言うなればそういった程度の意味しかない午前の覚え書き












無造作に投げ出されたそのものの形状それこそを俺は真実と呼びたい、お前に何が言えるのかね、ただ闇雲に研磨する事ぐらいにしか真摯さを見つけられないお前に?無菌室で育てた命が外界でいきられるか少し考えてみるといいよ、サヴァイブ出来ないものにはどれほどの美しさがあっても見いだす価値などないとしたものだ…言うまでもないが、ただの物質的な感覚について語っているわけではないぜ、ただの物質的な…そんな次元の想像力しか持ち合わせていないのならここで読むのをやめるんだな、所詮お前は頭の中だけのイスト、所詮それは頭の中だけのイズム、血でもって掴んだものじゃないイズムでは…そこに血の手形が刻まれたイズムでなければ…本能をなだめることは出来ないぜ、スマートなプロセスの追求こそが俺に言わせりゃマスターベーションってヤツなんだ…シャネルやなんかの服を着て鏡の前に立ってる女のようなものさ、ブランド・マークを見せびらかさなきゃ服を着た気になれないみたいな、そんな薄っぺらいのよくいるだろう?

さて俺は冴えない服を纏ってそんな自己満足だけのオナニストどもが集う場所で一日の半分ほどを費やす、まったくここの連中と来たら男だろうと女だろうと放出した精液に満足してるみたいな、そんなプライドで溢れてるぜ…署名のない、幽霊からいただいたみたいな価値基準にどっぷり浸かっている阿呆ばかりさ、顔を合わせるとこっちの面の皮にまで嗅ぐに耐えない臭いが移ってきちまいそうだ…判るかな、公衆便所で他人の大便の臭いが服にこびりつくことあるだろう…あんな感じがするんだ、こいつらのイデオロギーに耳を傾けていると…

てめえの動きのないものって凄く愚かしいんだってことが判るぜ、どんなに補強しても脆い柱は強くはならないものさ、それが言わばイズムというものの真理なんだ、血肉に刻まれているものをそのまま取り出して眺める、そんな認識がなければいけないんだ、その赤さを、あるいは黒さを、自分の血液として知らなければ…そこからリズムというものが産まれてくるんだ、鼓動というのはそこからでしか在り得ないのさ、戸惑うのはそれが自分の奥底から築き上げたものではないからさ、知識によって真理など築かれることはない、それをするのはいつだって本能の役目さ…体温、って言った方がお前の領域には伝わりやすいのかな?息をすると温度が少し上がるみたいにお前の中にあるものは語られなければならない、適当に簡略化して言っちまえば俺の言いたいことってだいたいそんなようなものさ

それがどういうものなのかっていうことをお前はそこから広げていかなくっちゃ駄目だぜ、それが本当はどういうことについて語られているのかっていうようなことを…適当に簡略化されなかった場合、そいつはどんなような姿でお前の前に現れるのかってことを…どれぐらいの物量で、どれぐらいの要領で、どれくらいの密度でお前の中に潜り込もうとしているのかということを…ウンザリするぐらい考えなくっちゃ駄目だ、どんなことだって最初の最初はみんな、ウンザリして頭がズキズキ疼くくらいに考え込まなくっちゃ駄目なのさ…それを考え込まずに出来るようになるまでね…新しい土地を、すべての道を記憶するまで果てしなく歩き続けるみたいなもんだ、携帯のキィを見つめながらでも…迷わずにどこへでも辿り着けるまでは歩かなくっちゃ…それを覚えるまでにはたくさんの時間がかかるぜ、それが確かなものになるまでには途方もない時間がかかる…自分がなにかを知っているなんて考えはそれがコチコチに固まる前に捨ててしまう方が賢明だ、たかだか八十年のヒトの人生などに、悟りなんか存在するはずがないって…そう信じておいた方が健康的だぜ、ヘルシーっても
んさ…菜食主義みたいなもんだ、葉っぱは食べ疲れるってことがないだろう?身体を重たくしないものでなけりゃ、食べ続けることは出来ないさ、いやもちろん俺は肉だって存分に食らうけども…話がややこしくなるから余計なところを突っつかないでくれよ…ただでさえややこしい話をしているんだから…物量や容量が必要な話をさ…

無造作に投げ出されたそのものの形状それこそを俺は真実と呼びたい、それは無意識ってこととは違うぜ、だけど意識してどうこうっていうようなことでもないぜ…その極とその極を行ったり来たりしながら…その都度のポイントをどこに置くかというような問題なんだ、緯度も経緯も固定されてはならない、それは名称や定義で…自分の足首を縛りつけるようなもんなんだ…

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