『人を愛する心のないヤツなんかに、武道をやる資格はねえ!』
別に武道家じゃありませんが(^^;;
はい、本日もまた男吾ブームなNです。
こういう純粋で真っ直ぐな人情ロマンな物語にはてんで弱いですね。
こち亀とかも子供の頃の感動エピソードとか、なんか浪花節的な話とか、こういうの弱いんだなぁ。
さて、そんな感じで、ついに『あまいぞ!男吾』愛蔵版(復刻版)を全部そろえる事が出来ましたヽ(*⌒∇⌒*)ノ::・'゜☆。.::・'゜★。.::・'゜☆。ワーイ!!
思えば、小学生の頃……この『男吾』の前身といえる『おてんば転校生』を読んだ時に、すでに当時で考えても時代錯誤となりつつあった『決闘を申し込む』小学生がいる漫画に衝撃を受け、それでいて清々しい結末、子供の持つ友情と、ホンの少し芽生えかけた愛情に、後頭部を擽られる様な感覚を憶えたものでした。
ちなみに私は
決闘経験者ですが何か?w
小学3年生の頃、都会の小学校から田舎の小学校に転向した私は、何かと鼻持ちなら無い子供だったようで、地元のガキ大将に『学校が終わったら砂浜に来い!決闘だ!!』と挑まれた経験があります。
体格さから考えてもタダのイヂメの様なものでしたが何か??
しかも、負けたらお前は俺の子分だ、のオマケ付きで、おおよそ『男吾』的な気持ちの良い『決闘』ではありませんでしたが(-_-;)
そんな私の過去はさておき(笑)
『おてんば転校生』からしばらくして『あまいぞ!男吾』の連載が始まりました。
作者のMoo.念平先生曰く『児童漫画とは作家ではなく作品が売れるもの』の言葉宜しく、作家など覚えていない当時の私は
なんだ、この漫画『おてんば転校生』のパクリじゃん
と素直に感じたものです(笑)
しかも、ヒロインのインパクトは読み切りの方があったので、なんだか最初はこの『男吾』にのめり込めないでいました。
でも、気持ちの良い主人公の性格に徐々に引き込まれ、次第に読む様になっていったのです。
なんか、当時のドラえもんなどの児童漫画に比べ、大人の恋愛ではない子供の淡い恋がメイン題材だった事も大きな要因かもしれません。
(おかげで宮崎アニメのラピュタとか大好きなんですが(^^;;)
大人になるにつれて、連載していた月刊誌『コロコロコミック』を読まなくなり(それでも中学生くらいまで付き合いましたが)この愛蔵版の『青春立志編』にあたる島の学校の先生になるあたりまでは読んでいた記憶があります。
でもなんだかその頃はこの大味な展開が受け入れられず、最終回を待たずしてコロコロを卒業してしまいました(-_-;)
それから幾数年、ひょんな事からこの作品を思い出したら『最終回』が気になってしょうがない( ̄Д ̄;;
『たしか愛蔵版が売っていたような……』と思ったのもつかの間、意外に希少品で入手困難(゜O゜;
そうなってしまうと、何が何でも読みたくなるのが人情(笑
仕事そっちのけで検索しましたが何か?w
探していると、色々な事実も発覚。
愛蔵版の2巻『初版』には半ば『落丁』ともいえるページ抜けがある様で、つまり全てのストーリーを補完するには
2巻のみ重版で買わないといけない(゜O゜;
というハードルがつきました(笑
古書とは、マニアの間では特に『初版』に価値がでます。
色々と理由があるようですが、初版の時は人気がでるか否かわからない作品が多いので、部数が希少の為『そのころからこの作品をチェックしていた』というステータスであるとか、やはり単に『初物』の魅力とか色々あるようですが……
言わばマニア間では『初版』の需要があるので、初版マニアやそういう書店をあたれば数冊お目にかかれたりするのです。
古書を取り扱うお店ではブックオフさんの様に中を読める所もありますが、コレクションに位置するものを扱う殆どの店舗では梱包されており、中の版数を確認する事は困難です。
逆に前述の需要の関係で、初版本にかぎり包装紙に『全巻初版です』等書いてあるので、実は探しやすかったりします。
つまりあえて重版を選んで探すというのは、想像以上に困難な作業なのです( ̄Д ̄;;
取り扱いのある古本屋やオークション、アマゾン出品者をみつけては
『こちら初版ですか?』
と聞き歩く毎日でした(-_-;)
某古本屋の店員さんには
『あーまた初版マニアが来たよ(笑)』
と半ば蔑んだ様な、哀れんだ様な目で見られましたが
ちがうんだ、わかってくれ、おれがほしいのはしょはんじゃない
重版なんだァァァァァァァァ!!
と叫びたい気持ちを堪えて探し続け、ついに2巻のみ重版で手に入れることが出来たのです!!!
コラッ、ソコ!充分ヲタクとか言わない(-_-メ)
そうした試練を乗り越えて、ついに手に入れた『あまいぞ!男吾』(愛蔵版)全3巻。
この週末で読みふけり、充分堪能したハズが何かたりません……
この作品、前記の紹介でも書いたとおり、特殊なストーリー進行からWヒロインとなっているワケですが、(全部読むとWどころか、中学編は毎話違うヒロインがいると言っても過言ではないw)ヒロインガ2人いれば当然
三角関係v
を期待するワケですよ!
それが三角関係どころか、決着が付かないまま清々しく最終回を迎えてしまうのです!!!
そりゃそうでしょ、だって連載しているのがジャンプならいざ知らず、コロコロコミックですからw
そもそもこの作品は、主人公『男吾』のド根性ロマンを見せる作品なので
恋愛漫画じゃないんだよ!wΣ\( ̄ー ̄;)
そう、つまり、そんな事は考えちゃイカンのです(-_-;)
それを考えてしまうとこの作品はこの作品ではなくなってしまう。
そもそも主人公も2人の女の子の間をフラフラしてませんし(笑
勝手に妄想するワタシが悪いんです(TдT)
わかっているんだ!
わかっているんだがっ!!
もう一悶着あってもよくね?
と思うのはワタシだけ?(笑
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株式会社 堀越