事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「リカーシブル」 米澤穂信著 新潮社

2013-03-20 | ミステリ

1358874978 ある事情をもった母子3人が母の故郷に帰ってくる。小学校卒業と同時に転校した姉は必死で新しい学校になじもうとする。毎日、油断できない。浮いてはいけない、目立ってはいけない。いくら成績がよくても満点連発はまずい。ようやく見つけた友だちの気持ちを徹底的に忖度し、関係が切れないように常に計算している。

小学生の弟は、しかしこの町に来てから

「ぼく、知ってる」

と予言めいたことを口にするようになる。まずい。このままではわたしたち親子が異物であることが露わになってしまう……主人公の少女の学校での“戦い”と、母子の生活がみごとにシンクロしている。

学校に勤める身として、こうしたストーリーなので読み進めるのがちょっときつい場面ももちろんある。そのきつさは版元が主張するように「ボトルネック」の肌合いに近いかも。

しかしすべての描写がラストのどんでん返しに集約するのだ。おみごと。再帰的、というタイトルがここで生きるのかあ。

ちょっとネタバレになりますが、これを読んでから島田荘司の「アルカトラズ幻想」(伊坂幸太郎絶賛)を読むともっと趣深いと思います。理由は言えません。

リカーシブル リカーシブル
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2013-01-22
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明細書を見ろ!2013年3月号~辞令書。

2013-03-19 | 明細書を見ろ!(事務だより)

Ted_movie_photo_02 2013年2月号「未明の決着」はこちら

まず誤解のないように強調しておきますが、これは去年の三月の記事です。

県、異動内示書と辞令書を廃止 ペーパーレス化、業務量削減など目的に
2012年03月13日 山形新聞

2012年度に向けた今春の人事異動で、県は内示書と辞令書をともに廃止する方針を決めた。異動の内示と発令に伴う業務で大幅なペーパーレス化を図り、業務量削減と担当職員の時間外勤務を縮減するのが目的。県人事課が12日、年度末の庶務担当者会議で方針を伝えた。

同課によると、事務事業の見直しに伴う削減効果は

(1)内示書の用紙約4万枚

(2)内示書の外注による費用約70万円

(3)辞令書の用紙約2000枚

……で、一連の見直しで合わせて1000時間程度の時間外勤務縮減(時間外勤務手当は約200万円縮減)につながる見通し。

人事異動の内示で、県は従来、紙と電子データの内示書を作成し、各所属と報道機関に配布。紙の内示書は350部前後を製本し、各部長に1冊、各所属に1~2冊、各報道機関に1~2冊を配布していたが、19日に予定される今回の内示では、これを原則廃止し電子データのみとする。

職員は庁内イントラネットで内示状況を閲覧し、報道機関には内示データを納めたCD-Rを配布する予定。知事部局をはじめ、企業局、病院事業局、各委員会事務局などが一斉にペーパーレス化に踏み切るが、1人1台のパソコンがないことを理由に、教育委員会は従来通り紙の内示書を発行する

……なんか、最後に情けないオチがついてるんですけど。

この場合のパソコンとは県の財務端末のこと。うちの学校の事務室にあります。でも1人1端末どころか、この学区では5校に1端末という体たらくですから……

しかし電子データ化自体はまことにけっこうなことだと思います。定型文書の代表格である辞令書は、県職員であるかぎり

「採用」

「転任転補」

「昇任」

「退職」

などの際に例外なく発行されてきました(受け取りたくない種類の辞令→処分ももちろん存在し、そちらも履歴書に記載されます)。

受け取った辞令書をきちんとファイルしている人もいると思いますが(年金がらみで有効なときもある、と一応言われています……)わたしにとっては、辞令写簿に本物を綴るぐらい無用の長物(すいません学校事務職員的マニアックなネタで)。

電子化が一般化すれば、県教委としても権威主義的に

「辞令の写しを出しなさい」

とか言わなくなるのかな、という気もします。なにしろ、端末が1人1台ないというだけで存在する恥ずかしい代物になったわけですから。甘いか。

実は紙の辞令書は、非正規職員の場合に届くのが遅く、社会保険などの関係で彼らこそ必要とされているにもかかわらず、不便をかけている状況にあります。勤務条件を提示するべき辞令書が、勤務前に渡されないのは明らかに労基法違反。ペーパーレスでもなんでもいいから、もっと早い提示にもっていくようにしていかないと。

画像は「テッド」(2012)

生徒指導主事が大喜びしていたスケベで下品でシャレがきつすぎるコメディ。事務主査も大好きです。100周年を迎えたユニバーサルなのに、公開する大作が大コケつづき。老舗製作会社を救ったのがこんなぬいぐるみだったのも皮肉が効いています。のび太が30才になったら、静香ちゃんとドラえもんの間でこのように揺れ動くんだろうか。

2013年4月号~「受領印。」につづく

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雪国の作法2013PART7~最終回

2013-03-18 | 日記・エッセイ・コラム

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YouTube: 阿部芙蓉美? : 「群青」??(Abe Fuyumi : "gunjo")

PART6~「中年の趣味」はこちら

さて、庭の雪は完全に消え去った。2013年は、温暖だったとはお世辞にも言えないにしろ、残雪の根性はなかったみたい。さて、それでは反省の意味もこめて今年の典型的な冬の朝を再現してみましょう。

5:30。血圧が高いものだからとっくに目が覚めていて、どのタイミングで外に出ようかと思案。

「おしっ」

と布団をはねあげ、家中の暖房のスイッチを入れ、長靴を履き、ゴムのいぼいぼがついた軍手(すべての防寒着のポッケに入れています)をはめて外へ。

「お、今日は新聞屋さんに勝ったな

庭にクルマの轍がないので得心。でも雪かきの最中にどうせやってくるので同じなんですけどね。

村はずれにある牛舎に向かう近所のお兄ちゃん、40万円もする除雪機を稼働するお向かいの先輩と馬鹿話などしつつ、家から30メートルほど先にある川にせっせと雪を運ぶ。道に雪があるときはスノーダンプで。ないときは一輪車。ここまでやってるのはわたしだけなので、近所では変わり者でとおってるわけです。

そうこうしているうちに夜が明け、執念で(とりあえず目の前から)雪をなくした庭が見えてくる。

「おー」

すんごい成就感。ゆっくりと一服。

およそ学校事務職員は「やって当たり前」の仕事が多く、しかも校地内全面禁煙。

やった仕事が歴然と見えて、しかもマルボロのCMみたいにマッチョにタバコをすっても誰も文句を言わない雪かきは最高のストレス解消法だ。とてもわかりやすいですわね。ひたすら単純で男くさい動機でもうしわけない。

でも多くの女性たちが

「雪?クルマ出せたらいいじゃん。なんでそんなに一生懸命やってんの?」

という疑問へのこれが回答。勝手にでっちあげた、雪国の(中年男の)作法でございます。

最終の一曲は阿部芙蓉美「群青」。退校というより、空に飛んでっちゃう歌ですが。

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八重の桜~第十一話「守護職を討て!」

2013-03-17 | テレビ番組

Okudaeijiimg01 第十話「池田屋事件」はこちら

前回の視聴率はなんと12.6%。15はキープすると思っていたのに。

もちろんこれはWBCのオランダ戦のため。あの試合で34.4%って……やはり打ち上げ花火のような空中戦が日本人好みなんだろうか。

逆に、WBCからそのままスライドした視聴者も多かったであろう「とんび」は最高の視聴率をゲットしている。WBC台風おそるべし。ファイナルラウンドの裏を担当する業界人は今からため息か。

へそ曲がりなわたしはつくづく思う。こんなにみんな野球が好きなら、日本のプロ野球をもっと見ようよ。と、いいながら「八重の桜」。

冒頭から血なまぐさい。佐久間象山の暗殺。一種の天才であったことは「JIN」でもうかがえたが、同時に、まわりが馬鹿に見えて仕方がなかったのだろう。だから松代藩内にも敵が多く、彼は家を取りつぶされ、結果的に二度殺されることになる。

わたしは今日、体調が悪くて「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」「愛と誠」の二本をお布団のなかで見ていました。プチ安藤サクラ祭り。お父さんの死まで見ることになろうとはね。

会津では、八重の弟の三郎が都へ派遣される佐川の部隊に志願して、父親に「ならぬものはならぬ!」と激怒される。

しかし三郎の行動には、鉄砲方として低く見られていた父親の苦労を挽回したいという意図があり……このあたりは泣かせました。実際にうちの娘は泣いてましたし。静かに諭す長谷川博巳が実にいい。

都では、腰の定まらない慶喜を中心に、朝廷・会津・長州の腹の探り合いがつづく。この一橋慶喜ほど大河ドラマで評価の定まらない人物も珍しい。その、得体の知れない役を小泉の息子がやるあたりに妙味があるかも。ご親戚のスキャンダルがなおもいい味を(笑)

さて、今回は裏に強敵はいないようなので15%台復帰と読みました。いよいよ蛤御門の変か……

第十二話「蛤御門の戦い」につづく

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「ダイ・ハード/ラスト・デイ」A Good Day to Die Hard(2013 20世紀FOX)

2013-03-15 | 洋画

Agooddaytodiehard ロシアのみなさんすみませーん!

この親子のおかげで何台のクルマがつぶれ、何百枚のガラスが割れ、何人が死んだことであろう。まあ、死んだのは悪人だけですけど。

「運の悪さは、遺伝する」というキャッチコピーは、ダイ・ハード3の「世界一運の悪い男」を凌駕してすばらしいんだけど、はた迷惑なことも十分に遺伝しているのでした。

音信不通の息子がロシアで逮捕され、おなじみジョン・マクレーン刑事は単身ロシアに渡る。見送る娘はつぶやく。

「パパ、トラブルは起こさないで」

マクレーンは心外だろう。だって彼は常に“まきこまれて”しまうヒーローなのだから。今回も、まさか息子の目的があんなことだとは思わずに顔を見せてしまったわけで……

演出は悪くない。裁判所にいる“標的”を奪うために武装集団がとる方法は迅速かつ確実(死んでもかまわないならね)。以降のカーチェイスも見せる見せる。57才になったブルース・ウィリス(この人はしかし勤勉な役者ですねえ)も動く動く。ひーひー言いながらも。

でもね、あるお宝が存在するのがチェルノブイリという設定はちょっと。あの原発事故は、悪徳政治家が私腹を肥やしたために起きたのだと結論づけられ、追う方も追われる方もみんな汚染地帯に入り(マクレーン親子はもちろん防護服なんか着ていない)、悪人どもはなんとなんと「こんなこともあろうかと準備してきた」と放射能を中和するガスを放出するのだ!

さーすがハリウッド。さーすが右翼20世紀FOX。おまけに、汚染されたプールに飛び込んだふたりは観客の心配を払しょくするかのように

「(プールの)水はだいじょうぶかな」

「雨水はだいじょうぶなんだ。髪の毛が(おれみたいに)抜けるぐらい。」

福島のみなさんすみませーん!わたしはこのシリーズのファンだからかろうじて許すけどさあ(笑)。

ま、出来としては「1」→「2」→「4」→「5」→「3」の順かな。

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「オズ はじまりの戦い」Oz: The Great and Powerful(2013 ディズニー)

2013-03-14 | 洋画

Ozthegreatandpowerfule1362623379181 見つめ合う魔女といんちき魔術師オズ(ジェームズ・フランコ)。

「何が見えるの?」

「ぼくが欲しかったものすべてだ。偉大さ(greatness)や、強さや」

「あなたは最初から持っていたのよ」

「ぼくが?」

「もっとすばらしいもの。善なる心(goodness)を」

のわぁ。ちょっとキーを打ちながら恥ずかしいけれど、映画が素晴らしかったので(中年男なのに)陶然。

ファンタジー映画にはちかごろ食傷気味だし、「オズの魔法使い」の前日譚といっても、あの名作を見ていないので(マジ)、さほど楽しみだったわけでもない。

でもね、三人の魔女に、「テッド」でセクシーな(淫靡とも言う)ところを見せたミラ・クニス、「スターリングラード」でのお尻丸出しが忘れられないレイチェル・ワイズ、そして「マリリン」なミシェル・ウィリアムズをそろえているとくれば……非常によこしまで不届きな動機をもとにチケットを買いました。で、大正解。

思えば監督のサム・ライミは「スパイダーマン」シリーズをのぞけば、いやあれも含めて変な映画ばかり撮ってきたわけじゃないですか。

だからこのディズニーの超大作においても、微妙なチープさをからめつつ、なぜここでミラ・クニスに皮のパンツをはかせるんだ!どうして魔女みんなが胸を強調していて、どうしてこんなにキスシーンが多いんだっ、やってることは不倫だぞと苦笑。Gレイティングをせせら笑っているかのよう。

きわめつけは陶器の少女。魔物に襲われて足が欠けた状態で登場し、オズの接着剤で回復(フロイトあたりが診断したら危ない結果が出そう)した彼女の性格は徹底して子ども。お好きな方にはたまらない存在だろう。ライミがこの超大作に、にやつきながら淫している姿が目に浮かぶ。さすが、わたしと同学年です。

なんか病的なことばかりとりあげたけれど、魔女がグリーンゴブリンのように飛翔するスピード感や、アバターばりの異世界描写など見どころ満載。近くに座った外国人のおばさんは最初から最後まで笑いっぱなし。ぜひ。ぜひぜひ

Newozgreatpowerfulbubblestill

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雪国の作法2013PART6~中年の趣味

2013-03-12 | 日記・エッセイ・コラム

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YouTube: to U Bank Band with Salyu

読者レス特集はこちら

あ、まちがい。最終回じゃなくてまだ言いたいことがありました。

……雪が少ないとはいっても、山際の方ではやはりまだ残っている。雪下ろしという作業を行うことがないだけ、海っぺりはめぐまれているかな。

去年も特集したように、積雪量によって雪かきは使う道具も仕事量も大幅に違う。でも基本的には

①寄せる

②飛ばす

③運ぶ

④融かす

の四段階だ。間に『砕く』が入るときもあるけど。そのむかしはあんなに嫌いな作業だった雪かきが、どうして近ごろそうでもないんだろう。これにもいくつかの要素がある。

①まだ身体が動く

②年寄りになってきたので朝起きるのがつらくない

③屋外なのでいくらタバコを吸っても怒られない

④ハードな作業なので、じいさんがしゃしゃり出てきてごにょごにょ文句を言われる心配がない

⑤前夜の酒が抜ける

……でもそれ以上の理由があるんですよ。今度はほんとに最終回

本日の一曲は、あれから二年たつというのに、震災がらみの映像を見るとわたしはどうしても泣いてしまう。退校の音楽にこれを使われると自分が困る。“to U”Bank Band with Salyu

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雪国の作法2013PART5~読者レス特集

2013-03-11 | 読者レス特集

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YouTube: MAN WITH A MISSION / TAKE ME HOME MV

PART4「気象台」はこちら

いきなりまた降ってきたのでびっくり。さて、「雪国の作法2013」も最終回が近いので読者レス紹介から。

>雪国の作法もう1つ。ウィンドウォッシャ一液は冬場は濃くしておかないと大変です。寒いときにうっかり使って、窓がぴしっ!と凍ってしまうから。(体験談です。あ~こわかった)あれ?融雪のための道路の水でだったかな?恐かったことだけ覚えています。ウォッシャ一液は中で凍っているのか出てこないこともあるから、記憶があいまいです。どんな仕組みなんでしょうね。

冬用ワイパーは、あんなにこわい思いをしたのに今は使っていないんです。なぜなら冬場は遠出しないぞ!と決めているから。

車関連ならこれは絶対。車の屋根の雪はきちんと落とすべし。ブレーキと同時に急に視界がなくなることがあります‥(これは体験談。あーこわいこわい)

ブログの方にもこのような……

・ワイパー上げない。昔上げてたら暴風雪でワイパーがひん曲がってしまったことがあったので。

・ウォッシャー液は冬は水で薄めずに原液のまま入れますが噴出穴が凍ってしまうとどうしようもないですね、私は冬の月山道が嫌いなのでこの時期山形仙台方面へいく場合は多少時間がかかってもR47経由で行きます。

・冬タイヤ現在6年目です、来年も履くかも。

・ガソリンは毎週1回は必ず給油するクセがついてます、メーター全然減ってなくて10リッターに満たないだろう場合でもです。

買おうよタイヤ(笑)。そしてそして

>雪かきは私も好きです。今年は学校のハウスの屋根と脇もやりました。あの、屋根の雪が大量にドドドっと落ちるのは爽快です。

……そうなんだよっ!雪かきは楽しいんだっ。次号最終回

本日の一曲は、退校シリーズというよりは、友人の商売がからんでいるのでプッシュしているMAN WITH A MISSION「TAKE ME HOME」。買ってね。うちの学校では絶対に採用されない曲でしょうけど

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八重の桜~第十話「池田屋事件」

2013-03-10 | テレビ番組

Gintamaimg01 第九話「八月の動乱」はこちら

前回の視聴率は15.1%。正解。やはりWBCの影響もろかぶり。そのうえイッテQが珍獣ハンターだったのでよくぞ保った方だと思う。

WBCは台湾戦がとんでもないことになっていたし、韓国が出てこない。しかもキューバをオランダが破るというびっくりな展開なので(侍JAPANがチームとして強くなるだろうが)会津の侍の方はしんどい。大河ドラマだけでなく、テレビ関係者はうんざりしているらしい。一種の、天災

そんななか、野球好きなのに「八重の桜」をちゃんと観ているわたしはえらいと思う。誰も言ってくれないけどね。酒田には綾瀬はるかが水曜日あたりに来てくれたらしく(相馬楼という料亭で舞妓さんたちと踊っていたとか)番宣もばっちり。

さて今回はかの有名な池田屋襲撃。監察山崎、副長土方、隊長近藤が活躍。沖田喀血。いっしょに見ていた娘は

「ぎ、銀魂。」

そりゃそうだけどさあ。

このドラマでは全員を惨殺したように描かれているが、実際には「新選組!」で描かれたように土方たちが遅れたし、生きたまま捕縛された志士も多い。長州はこれで激発。応ずる徳川慶喜は「会津の戦争」と吐き捨てる。政治。

「新選組!」のときよりコスチュームの浅黄色は薄い仕立てになっていて、階段落ちはむしろ派手。関係ない話だけれど、あの「蒲田行進曲」のファーストオファーは松田優作だったそうです。

八重は縁談が立ち消えになるなどあいかわらず。その原因が火薬の暴発という、すっかりドリフなパターンなので笑える。そのため、尚之助とのラブコメが進行するんだけれど、ラストに新島襄がついに登場。最初の夫と二番目の夫を同じ回にすえるのはなかなかの妙技。新島が密航する場所は函館でちょっとした名所になっていて、バスガイドさんに

「ここがぁ、同志社大学のぉ」

と説明してもらったことがあります。函館の女性と結婚すると勉強になります。

さて、オランダ戦は鬼のように日本が点をとりまくっているので、またしても15%台キープと読みました。

第十一話「守護職を討て!」につづく

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表裏一体の裏の方~フルメタル・ジャケット

2013-03-09 | 受験・学校

Full_metal_jacket_1987 「スクールウォーズ」篇はこちら

さて、極端な事例(桜宮)をとりあげて体罰を全否定するのはいかがなものか、という疑問について考える。

大手マスコミはもちろん体罰否定の論陣をはっているが、そのなかで、なぜ日本において体罰がはびこることになったのかを朝日で学者が語っていて参考になった。

・日本は急いで西欧の列強に追いつく必要があった

・日本人の体格は貧弱

・戦争は目前にせまっている

これらを解決するために、初年兵を暴力込みで一人前に強引に仕立てたのだとか。

そして、その方法は十分に機能し、日清日露をしのぐことができた。やはり、成功体験ありきなのだ。残念なことに太平洋戦争では通用しなかったわけだが。

おそらく体罰否定派もうすうす感じてはいる。体罰は非常に有効だと。まさしく、劇薬のように効果を発揮するし、そのために体罰は生き残っているのだと思う。

でも、わたしはこうも思った。

“だからこそ体罰を行わない教育が深まらなかったのではないか”と。

体罰を否定する論理に、「体罰を行わずに教えるスキルを持っているべきだ」ってのがあるけれど、みんなが本気でそう感じれば次第に減っていくのでは?体罰教師に向かって投げつける最高の侮蔑は

「へたくそ」

であるべきだと思う。容認と否定の二項対立であるうちはなかなか体罰はなくならないけれど、スキルがない証拠だという常識が定着すれば……

蛇足ながらもうひとこと。教師の行うすべての体罰が、崇高な教育的理念に基づいた愛にあふれたものだと信じることができるのなら、確かに体罰を認めたくもなる。あなた、信じますか。

画像は「フルメタル・ジャケット」。アメリカだって体罰の有効性に気づいてはいる。しかしあの訴訟社会において、リスク回避のために発達したのが“言葉の暴力”か。

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