事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2013年2月号~未明の決着。

2013-02-18 | 明細書を見ろ!(事務だより)

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2013年1月号「400万円」はこちら

退職手当引き下げ、県が4月実施決める 駆け込み解消へ見直し、7億円の予算増

退職手当の支給水準引き下げに伴い、全国的に地方公務員の「駆け込み退職」が相次いでいる問題を踏まえ、県は13日、当初予定していた2013年3月1日の実施(改正条例の施行)を見直し、新年度がスタートする同4月1日とする方針を決めた。12年度末で定年を迎える職員が駆け込み退職する懸念は解消されるが、引き下げ時期を1カ月遅らせることで、約7億円の予算増につながる。

県と県関係労働組合共闘会議(議長・佐藤克県高教組委員長)の労使交渉が13日未明に終了した。

国家公務員の退職手当が1月に減額されたことを受け、県はできるだけ早い時期として3月の引き下げを提示したが、組合側は「あまりにも性急で、組合員の生活設計に大きな影響を及ぼす」と主張。話し合いは平行線をたどったが、最終的には双方が「駆け込み退職が相次ぎ、県民の不安を招くような事態は回避すべきだ」との認識で一致し、見直し時期を4月とすることで合意した。

2013年02月13日 山形新聞

……と、いうことのようです。国家公務員の場合や、県の当初の提案は年度途中で切り替えるものだったのでわかりにくいのですが、年度ごとに考えるとこうなります。

◇当初提案

・平成24年度末退職者 → 140万円減

・平成25年度末退職者 → 280万円減

・平成26年度末以降退職者 → 400万円減

◇決着内容

・平成24年度末退職者 → 減額なし

・平成25年度末退職者 → 200万円減

・平成26年度末以降退職者 → 400万円減

今年度と来年度の退職者について、大幅な改善がみられています。やれやれです。

さて、それでは今回の“騒ぎ”についてちょっとまとめてみましょう。数多くの埼玉県の教職員が“駆け込み”と表現される早期退職を希望したことで問題は表面化。その希望者に向けて文科大臣は

「決して許されざることだ」

と断じ、某県の警察官は

「自分がやってきた仕事に誇りや気概はないのか」

と嘆じ、尾木ママなる人は

「教育犯罪だ」

とコメントしています。

しかし冷静になってほしいのです。今回、各都道府県で提案された内容は

「長く勤めれば勤めるほど不利になる」

形だったわけです。ひらたく言えば、早期退職をうながされたに等しい。

「センセイがうちの子よりもお金を選択するなんて」

との保護者のコメントも報道されましたが(いったいどうやって取材したのでしょう)、これはちょっと過剰な期待というべきでは。

それに、根本的な誤解もありそうです。埼玉県では、誕生月退職が前からそんなに珍しいことでもなかったようだし、退職後にそのまま期限付きなどの立場で年度末まで勤務する県もありました。だから本来はそんなに騒ぐことではなかったかもしれないのに、マスコミが発火させたためにみんなが注目。国や県の提案が、ずさんで、退職者への礼を失していることがむしろ浮き彫りになったわけです。

本日の一曲はエド・シーランの「Aチーム 飛べない天使たち」しみる。

2013年3月号~「辞令書。」につづく

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