これ、見た人しかわかんないだろうけど、犯人の父親がフィギュアを捨てに行った帰り、自転車で疾走しながら子どもの頃を思い返す……クレしんじゃん!「オトナ帝国の逆襲」じゃん!
そこで最後にあの桂馬のシーンにつながるあたり、あざといっちゃあざとい。しかも最後に加賀恭一郎シリーズの新刊CMまで。やるなー。
でも、これはすごくいいことだと思う。ミステリ界の沈滞(でしょ?)を打ち破る意味で、ミステリの新刊はもっと話題になっていい。さーすが東野圭吾。さーすが推理作家協会理事長。がんばってます。
加害者の家族、被害者の家族、そして加賀恭一郎の家族を三重写しにすることで成り立ったラストの愁嘆場は、批判もあるだろうけれどもわたしは泣いた。ってか娘もボロ泣き。妻は爆睡してました。
年末年始はパソコンと落語に耽溺してましたが、テレビはこれとモンクさん(久しぶりにシャローナ登場!……再放送だけど)があったんだからよかったんじゃないかな。
さあ、TBSと講談社はこのシリーズを大事に育ててね。ドラマ化する原作はたっぷりあるじゃないっすかっ。阿部寛がひときわ背が高いことでどれだけ加賀恭一郎の性格が際だっているか。つり合う女優は黒木メイサか大林素子なんだから(笑)キャストをいじっちゃダメよ。
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