結婚はそれにしてもリスクの大きい制度だと思う。全く違う過去を持った男女が、何らかの誤解をもとに(笑)生活を共にするようになるなんて。
わたしの妻がウチへ越してきたときなど、お互いの蔵書がほとんどダブっていないことに(つげ義春だけは別)あきれ、そして不安に思ったものだった。ましてや音楽にいたっては、かたやジャズ、こちらはロックしか聴かない夫婦なので、そのやり取りはトンチンカンなものとなる。
「この曲、いいわねえ。誰の?」クルマの中で。
「ラブ・サイケデリコって言ったじゃないか」
「ふーん。どんな人?」
「青学出身だから、サザンの後輩だな。アメリカ人より英語うまいよなー(笑)。で、男の方は……」「え?もう一人いるの?」
「…………ん?あなたもしかして“らぶ・さいけでり子”だと思ってないか?」
そんな、林家パー子じゃあるまいし。
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