事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「トレイン・ミッション」The Commuter(2018 GAGA)

2021-05-15 | 洋画

酒を飲まなくなったので夜がやけに長い。ポジティブに考えればたくさん本が読めるし(実際、えらい勢いで読んでます)、DVDでたいそう映画やドラマを見ています。だけど世の中にそんなに面白い作品があふれているわけはないので、そのチョイスには苦労する。ビデオ屋の棚を眺め、さあどれにしよう……

あ、なんかこの映画が呼んでるような気がする。主演リーアム・ニーソン、日本語タイトルが「トレイン・ミッション」。これはどう考えても“あの路線”だろうと推測。

リーアム・ニーソンは不思議な役者で、「シンドラーのリスト」や「沈黙」などの名作に出演するかと思えば、どう見てもB級のアクション映画に嬉々として(そう見えるんです)出たりしているのだ。で、B級方面は当然のように当たりはずれが大きい。

特攻野郎Aチームはのれなかったし、96時間はファムケ・ヤンセンが出ていなかったら目も当てられない出来だった(わたしはリュック・ベンソンとは相性が悪い)。

かと思えば「フライト・ゲーム」や「スノー・ロワイヤル」のように、とんでもなく面白い作品を提供してくれることもある。

で、「トレイン・ミッション」。どうも面白い方の匂いがぷんぷんする。さあ再生してみましょう。原題はThe Commuter(通勤者)。

警察を辞めてから十年間同じ通勤電車(コミュータートレイン)に乗っている男(もちろんリーアム・ニーソン)。保険会社に勤める彼は、不本意にも馘首されてしまう。呆然としながらいつもの電車に乗りこむと(直前に携帯電話を失ってもいる)、美しい女性(ヴェラ・ファーミガ)からある提案を……

電車のなかで、ある荷物を持っている人間をあらゆる手段を使って探し出すのが前半。このワンアイデアだけで突っ走るのかと思ったら、なるほどそう来たかあ。

監督は「フライト・ゲーム」の人。やるなあ。でもちょっと言わせてもらえれば、主人公は確かに携帯電話を持っていないけれども、他の客はみんな持っているんだからラストの展開は……言うまい言うまい。ここまで面白かったなにも言いませんよわたしは。


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