その100「その鏡は嘘をつく」「刑事の怒り」はこちら。いやはや警察関係でこんなに特集するとは。
世に「イヤミス」というジャンルがある。読み終えて、しっかり嫌な気分になるミステリね。今だと湊かなえあたりが代表選手だろうか。
わたしはそっち系が苦手で、なるべく読まないようにしているの。そうです根性なしです。ところが、この「コールドケース~真実の扉~」はイヤミスどまんなかでしたー!
アメリカのテレビシリーズ「コールドケース~迷宮事件簿~」を翻案。わざわざWOWOWがワーナーから権利を買ったあたりに気合いを感じる。わたし、それ見てないけど。
で、その気合いに比例してキャストがすごいんですよ。連続ドラマ初主演の吉田羊、上司に三浦友和、同僚に光石研、滝藤賢一、そして永山絢斗。魅力的でしょ。実際にこのアンサンブルはいい感じだった。しかも脚本に瀬々敬久が参加していて、監督は全10話を「SP」の波多野貴文が担当。気合い。
ゲストが毎回すごいんだ。第1話になつかしのルビー・モレノが登場してびっくり、そして田口トモロヲ、吹越満、ユースケ・サンタマリア、筒井道隆、江波杏子、大好きな篠原ゆき子、そしてあろうことか木内みどり、山口果林、仲代達矢が共演!
でもさあ、あつかう事件は毎回毎回残虐で不道徳きわまりない。刑事たちのサイドストーリーも悲劇的。別に、にこやかに笑う刑事たちのストップモーションで終わってくれとまでは言わない。七曲署じゃあるまいしね。カタルシスとはおよそ無縁のイヤミス状態なのはきつかった。
でも、このドラマ、ファンは多いはず。実はわたしも途中でやめられなくて、DVD5枚を正月に一気に見てしまいました。え、去年の暮れにシーズン2をやってたの?うわあどうすっかなあ。
その102「棲月 隠蔽捜査7」につづく。
(刑事たちのプライベートがほぼなし)、見やすかったです。ただ、起こる事件は後味悪いですけど。
それから、本家コールドケースの売りは「当時のヒット曲をバックに」なのに、1は「当時のヒット曲」があまりかかっておらず、著作権の問題かな?と思ってたのですが、2は結構かかってました。
吉田羊が「さんまのまんま」正月号に出てて、「今続編(3)やりたいと言っている」という話なので、続けられるといいですが。
にしても、“当時のヒット曲をバックに”と
知ってしまうと、本家のほうも見たく
なってしまった。
いやいやいかんいかん、わたしはアメリカの
TVはよほどのことがない限り見ないことに
しています。だってきりがないんだもん(T_T)
映像でイヤミスはホントつらかったです.
5人の絡みは楽しくてたまんないんですけどねー.
しんどくてもドラマ「64」みたいな作品なら
繰り返し観たくなるのですが.
3あったら観ようかどうしようか迷いますわ.
でもやっぱり観るんだろうなー.
製作費高騰しそう。
さあ誰がチェンジされるかな。