事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

2000年代日本映画ベストテンPART3

2020-08-08 | 邦画

PART2はこちら

「世界の中心で、愛を叫ぶ」の興行収入は85億。いくら原作がベストセラーだったからといって、これほどのヒットになるとは誰も予想しなかったはず。それまで、日本映画を観るということは若い人たちにとってちょっとダサいことだとまで思われていたのに。

それではどうしてこんなバカげた数字になったかと言えば「ヒットしているから」

いやこれはおちょくっているわけじゃないんです。シネコンの世の中になり、ヒットする映画は果てしなくヒットし、そうでもない映画はあっという間に消えていく風潮はこの作品が代表した。みんなが見ているから、客がつめかけたのである。

ちょいと前の「君の名は。」や「アナと雪の女王」もそうだったようにね。同じことが「千と千尋の神隠し」にも言える。わたしは宮崎駿の最高作とはお世辞にも言えないと考えるものだが、異様なエネルギーが画面から放出されていたことだけは確かだ。

にしてもこの頃のジブリはすごいな。トップテンのなかで4本がジブリ。もっとも、ここは製作費を明かさないので利益率はわからない。いったいどれだけの金を注ぎこんでいるのやら。

そしてこのランキングのもっと大きな特徴は、21本すべてにテレビ局の金が動いているということだ。

ジブリ作品にはすべて日本テレビがかんでいる。というか社長だった氏家という人の肩入れは尋常ではなかったようだし、それが商売にちゃんと結びついたわけだ。だいたい、日テレのマスコットキャラが「なんだろう」ですからね。おっと、なんだろうのしっぽって4を意味していたんだ(笑)。他にデスノートも日テレ。

この風潮を前から主導していたのはフジテレビ。「踊る大捜査線」「HERO」「海猿」「THE有頂天ホテル」「容疑者Xの献身」

TBSは「花より男子」「ROOKIES」「日本沈没」「いま、会いにゆきます」「おくりびと」そして「世界の中心で。愛を叫ぶ」

テレビ朝日が「男たちの大和」

テレビ東京はもちろんポケモン関係を一手に。

今から考えれば、映画界とテレビ局の蜜月の時代。さあ今度はそこに配信が飛びこんでくる……


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