事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「チャイナタウン」がわからないPART5

2011-09-08 | 洋画

Chinatownmoviestill05 PART4はこちら

イブリンがホリスの“愛人”を監禁していると考えたジェイクは、イブリンを難詰する。

「あの子は……わたしの妹なのよ」

「だからどうした」

妹に夫をとられたぐらい、と。

「あたしの、娘なのよ」

ジェイクはイブリンを平手打ちする。

「妹で、娘なのよ!」

観客はしばし呆然。どういうこと?ジェイクも同様に困惑し、そして観客とほぼ同時にその意味に気づく。

「お父さんと……無理矢理にそういうことになったのか」

イブリンは否定する。この闇は深い。作中、一度もイブリンの母、ノアの妻のことが語られていないことにようやくみんな納得。

15才のときに父親とそんな関係になったイブリンは、メキシコに家出。帰ってきても、娘であり、妹であるキャサリンと接することはできなかった。そんなイブリンとキャサリンのすべてを受け入れたのがホリスだったのである。すると、ホリスを殺したのは誰なのか。

「そのメガネは、夫のものじゃないわ」

とイブリンはつぶやく。

「だってあの人は老眼じゃないもの」

老眼鏡だったのである。とすると真犯人は

・ダム建設によって利益を得て

・ホリスとイブリンの自宅にいても不自然ではなく

・老眼

の条件をみたす人物ということになる。

しかし、その人物は金に困っているわけではない。まして娘ふたり、というか娘ひとりと孫ひとり(ややこし)を庇護してくれていた人物を殺す理由が……以下次号

Chinatown1mg06

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