事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「社長放浪記」(2007 本多劇場)

2019-10-08 | 芸能ネタ

伊東四朗の生誕七十周年記念として秘密裡に進行した企画だとか。三谷幸喜脚本、三宅裕司演出、佐藤B作客演という座長3人が顔をそろえる豪華さは、やはり伊東四朗の人徳としか。

ストーリーは三谷お得意のなりすましもの。社長(伊東四朗)がそっくりさんにひょんなことからなりすますことになり、そこから八面六臂の活躍が……七十才に用意する脚本じゃない(笑)。妻と意見が一致したのは、伊東四朗の息子、伊東孝明がいい感じだったこと。得な役とはいえ、狂言回しとしておみごとでした。

「息子を出したいんだけどね、そういうの言うの粋じゃないでしょ?」

東の喜劇の将来を考える伊東四朗ならではの発言。山口良一について、B作が「なんでも達者にやるんだ」と嘆いていたのが笑えます。

それにしても、伊東四朗の「ニン!」は、いついかなる時でも笑えるんだよなあ。

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「増山超能力師事務所」「増山超能力師大戦争」誉田哲也著 文藝春秋

2019-10-08 | 本と雑誌

長いことこのメルマガやブログを読んでいる人なら、なんかこいつの読書傾向って変わらないなあ、と呆れているかも。そうだよね、期待の新人!ってめったに登場しないもの。ここは守備範囲を広げなくてはと一念発起して(大げさ)読んだことのない作家に挑戦。

……とか言いながら実績たっぷりの誉田哲也を選択するあたりが保守的。きっと面白いに決まっているから。で、予想どおり面白かったのでした。あ、「ストロベリーナイト」は読んでるな。

世の中に超能力者がある程度存在することが認識されている世界。そして彼らは組織化され、まるで私立探偵のような業務についている。違反すれば除名されたりするあたりも探偵業務といっしょ。社会人版の幻魔大戦?しょぼい能力のX-MEN?(笑)

意外なほどにシリアスな展開に後半向かうのは、お気楽なユーモア小説に安住したくないという誉田の業というものでしょうか。もっと読んでから判断します。

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