事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ノースライト」横山秀夫著 新潮社 

2019-10-03 | ミステリ

読んだ人のほとんどが絶讃。きっと年末には各種のランキングで上位に食い込んでくるはず。雑誌連載終了後、十年以上も推敲を重ねた作品だけのことはある。

バブルがはじけ、流されるだけの仕事と酒に日々を消費する建築士。そんな彼に、久方ぶりに心が高ぶる仕事が舞い込み、彼は施主の期待に応えた家を設計し、職業人として、生活者として復活する。しかし、自信作だったその家に、施主一家は引っ越した形跡も見えず、杳として行方がしれない。はたして何があったのか……

横山秀夫の作風として、読者の度肝を抜く“泣ける展開”がまずあって、そこにミステリ的意匠をまとわせるじゃないですか。いろんな人から怒られそうだけれど。

「半落ち」がそうだったし、「64」も、あの公衆電話の存在が気が遠くなるような時間を感じさせてくれた。

今回も、“犯人”の動機はわかる。しかしその“行動”はどうだろう。ミステリとしておよそ納得できるものではないような……うわ、まるで「半落ち」に難癖をつけた林真理子みたいにおれはなってないか。ああはなりたくないんだけどなー。

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今月の名言2019年9月号PART6 残り香

2019-10-03 | ニュース

Niji

PART5「高浜の天皇」はこちら

「犯罪的営業を組織ぐるみでやっている印象を与える」

NHK経営委員会(委員長・石原進JR九州相談役)が昨年10月、日本郵政グループからの申し入れを受け、上田良一会長を厳重注意していた理由。

かんぽ生命について、犯罪的営業を組織ぐるみでやっていたわけじゃないか。クレームを入れる日本郵政の厚顔さにもおそれいるが、それを受けてあっさり処分する経営委員会って……ああ、あいつがトップであいつがメンバーなのか。

籾井時代の残り香がたっぷり。現場の士気は下がっただろうなあ。

本日の1曲は電気グルーヴの「虹」。使われたのはエウレカセブンだっけ?

2019年10月号PART1「文春砲連発」につづく

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