事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

ヨシノブ辞任。

2018-10-04 | スポーツ

高橋由伸辞任か。

思えばかわいそうな人ではある。彼は意に沿わないことばかりやらされてきたのだ。

たいして野球を好きでもなかったのに、才能だけはあったものだからまわりに強要され……

六大学のスターで、つまりは神宮の星だった彼は、実は巨人よりもヤクルトに入りたかったの。それがお父さんの仕事の関係とかで……

監督に就任するより現役を続行したかったのに、やっぱりまわりから押しつけられて……

辞任が我を通すいい機会だったあたりはせつない。まだシーズン中だから言いたくはないが、巨人というチームの最大のガンがあの爺さんであることは確実。

そして直接にはコーチ陣の無能さがあったろう。誰とは言わないが(言ってるのと同様だけど)ヘッドコーチ、投手総合コーチ、打撃総合コーチの三人組はいったい何をしていたんだ。特定の相手に負け続けるあたり、なんの策も講じてこなかったのが歴然。

ヨシノブにそれでは責任がないのかといえばもちろんそれは違う。成績が悪い以上に、試合に魅力がさして感じられないのだ。菅野が投げるときだけは見逃せないと思うけれど、他には……

今年東京ドームで見たときも、采配には疑問ばかりが。

そして次期監督。原の復帰が有力のようだ。老害の人は内心でどう思っているものだか。

松井、川相など、監督をやらせてみたい人材は数多くいる。でも彼らは、常に横やりを入れてくる誰かさんの退場をじっと待っているのかもね。

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「影の子」Stasi Child デイヴィッド・ヤング著 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

2018-10-04 | ミステリ

数ある英米ミステリの棚からこの本を選んだのは、著者紹介に「さまざまな職業を経て」というフレーズがあったから。なんか、信用できる気がしません?

その予想は当たりだった。

1975年の東ベルリン。“西から東へ逃走した”ような状況で少女の死体が壁の近くで発見される。捜査するのは女性中尉(職位は軍のものが使われている)。彼女は東の体制を信じ切っている……

シュタージと呼ばれる秘密警察が刑事警察よりも優先し、中尉を翻弄するあたり、日本の警察の刑事と公安の相克を思わせて興味深い。

このシュタージは、市民相互の密告制度をフルに活用し、それは夫婦や未成年者にもおよぶあたりがこの作品の妙味。

この鉄板の体制が、14年後に崩れると当時予想した人はどれだけいるだろう。東出身のメルケルが統一ドイツの首相をしていることを、89年当時のドイツ人で予想した人がいるだろうか。

現実は常にドラスティックに変容することも教えてくれる、これは秀逸な“歴史”ミステリでした。英国推理作家協会ヒストリカル・ダガー賞(最優秀歴史ミステリ賞)受賞作。そうか、1975年ってもう歴史なんだな

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