事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言 2016年4月号 レギュラー陣登場。

2016-05-02 | ニュース

坂本冬美 HIS 夜空の誓い~インタビュー付き~ 1991-6-28 sr

2016年3月号「レベル」はこちら。どうも右翼の揚げ足とりばかりやっているようでもうしわけない。

「原発については、住民の不安をいたずらにかき立てないよう、公式発表をベースに伝えることを続けてほしい」

もうこのシリーズではおなじみの籾井NHK会長の名言。要するにNHKに報道機関であることをやめ、政府の広報機関として生きていこうと語っているわけだ。原発推進派のつっこみが目に浮かぶ。これまでだってそうだったじゃないか、何を騒いでいるんだと。

しかしこれまでより病は確実に進行している。もはや天敵状態である民進党と籾井氏の関係があるからこの事態は表ざたになったわけであり、そうでもなければNHKの腐敗は致命傷になりかねない。熊本のことを思えばこそ、原発の安全性を冷静に検証する報道が必要なはずなのに。


保育園落ちた日本死ね!ブログについて、薄汚い文章だと罵倒し)「今さらながら、日本人の表現力の低下と、日本人が自分を生かしてもらっている国や社会に対して正当な評価をできない認識の甘さを露呈している」

「しかし今の若者たちの青春は、私から見ると明らかに贅沢だ。スキーだ、ライブだ、旅行だとお金を使う。貯金などせずにお金があれば海外旅行にも行く」

「だから私は女性たちの敵といわれようと、子供を持った後の若い母は、最低六年間、できれば十二年間くらいは家庭にいて、いつも子供とべたべたとくっついて暮らし、その後で働きに出ることを勧めたいのである」

……これまたおなじみ、曽野綾子が「新潮45」で放言連発。齋藤環が「キャラの立った高齢者」である彼女を批判しないのはむしろ人権侵害だと皮肉ったことがまたも納得できる。わたしはメディアが横着なのだと思う。特異なキャラの人物に(それが明らかに誤解にもとづいたものであっても)放言させることで世間に迎合するその姿勢がどうにもがまんできない。

たしなみのある人なら、こんなことは思っても言わない。ましてや、公器である(かどうかは新潮45の場合は疑わしいけれども)雑誌においてこのようなレベルの薄汚い言辞が堂々とまかりとおっていることに、息苦しい現代を感じるのだ。

本日の一曲はHIS(それぞれの頭文字をとっています)の「夜空の誓い」。名曲。坂本冬美が演歌の殻を破りたかったことを、どうやって清志郎と細野は知ったのだろう。

2016年5月号「都知事」につづく

コメント
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