2回目です。
5日の初日から4日経って、やはり流れとか良くなってましたね。
すっかりネタバレの感想なので、嫌な人は読まないでくださいまし。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
なんと今回、チケットに恵まれまして、最前列のほぼ中央で観てきました。
かなり細かいところまで見られて、いままでとは違った発見も多く、楽しかったです。
二幕の最初、ヴェニスでブロンスキーが描いていたアンナの絵をしっかり見ることが出来ました。
目が二つあって、鼻が一つあるくらいの絵かと思いきや、結構しっかりした胸像画(っていうのだっけ?)で、上手かったですよ。(笑)
が、そんな細かいことはともかく、何より最前列だとこんなに違うのか、と思ったのは、伝わる役者さんの迫力と感情です。
細かい表情の変化までがはっきりと見えるので、伝わりやすいというのももちろんあるのですが、近さから来る空気というか雰囲気というか、、、、
特に一路さんは圧巻でした。
今までの初演、再演のときより、演出が分かりやすく変わっていて、アンナの感情の揺れというか、壊れていく過程とかも、すんなり入ってきたせいかもしれませんが、初めてアンナの歌で泣きました。
最後の「セリョ~~ジャ~」で涙が出てきて、その後カーテンコール終了まで止まる事なくポロポロと。。。私にはとても珍しいことです。
いつもブロンスキーの出発前のシーンでは、後ろで幸せそうにキティを抱きしめるレイヴィンをついつい眺めてしまっていたのですが、今回は、がっつりブロンスキーとスティーバのやり取りを見ました。
そして、ブロンスキーの苦悩の表情とそれを隠すように帽子を被る仕草に、グッと来てしまいました。
自分の居場所・拠り所をセリョージャを天から見守るところにしかなくなってしまったアンナに泣き、アンナを失い全てを捨てて戻らない覚悟で国のために出発するブロンスキーに泣き、母にも父にも愛された記憶すら持たずに捨てられた女の子が不憫で辛くて泣き、そこから抜け出せず、最後まで引きずってしまった、という感じですかね。
☆ ☆ ☆ ☆
ずーーーーっと、このお芝居はアンナに感情移入するポイントが全く見いだせず、ブロンスキーとアンナの恋愛も認める事ができず、レイヴィンを愛でる(笑)事が主体の観劇になっていましたが、今回は違います。
「誰よりもまともな人」、と言われたアンナが初めての恋に、戸惑い葛藤し、ふとしたきっかけで恋に走ってしまうことも、ブロンスキーとの生活の中で不安定になっていく理由も、セリョージャへの執着も、
そして、
「キティが、というより誰もがブロンスキー伯爵を好きなんだ」、と言われたブロンスキーの魅力も今回の再々公演では、分かり易くなっていたと思います。
キティとレイヴィンの黒板コントもすごく面白くなっていて、お似合いのカップル感が高まっているし、スティーバのイロモノ的な部分もパワーアップしてるし、笑えるポイントもたくさんあって、
本当に面白かったです。
☆ ☆ ☆ ☆
不景気の影響なのか、今までよりもお客さんの入りが良くないようなのが残念です。
是非是非多くの人に観ていただきたな、と思いました。
ちなみに今回は次女と行ったのですが、「葛山さん、かっこいい~。歌も一番良かったし、吸い寄せられる。」と言っておりましたv。
次は16日の昼公演に行きます。
5日の初日から4日経って、やはり流れとか良くなってましたね。
すっかりネタバレの感想なので、嫌な人は読まないでくださいまし。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
なんと今回、チケットに恵まれまして、最前列のほぼ中央で観てきました。
かなり細かいところまで見られて、いままでとは違った発見も多く、楽しかったです。
二幕の最初、ヴェニスでブロンスキーが描いていたアンナの絵をしっかり見ることが出来ました。
目が二つあって、鼻が一つあるくらいの絵かと思いきや、結構しっかりした胸像画(っていうのだっけ?)で、上手かったですよ。(笑)
が、そんな細かいことはともかく、何より最前列だとこんなに違うのか、と思ったのは、伝わる役者さんの迫力と感情です。
細かい表情の変化までがはっきりと見えるので、伝わりやすいというのももちろんあるのですが、近さから来る空気というか雰囲気というか、、、、
特に一路さんは圧巻でした。
今までの初演、再演のときより、演出が分かりやすく変わっていて、アンナの感情の揺れというか、壊れていく過程とかも、すんなり入ってきたせいかもしれませんが、初めてアンナの歌で泣きました。
最後の「セリョ~~ジャ~」で涙が出てきて、その後カーテンコール終了まで止まる事なくポロポロと。。。私にはとても珍しいことです。
いつもブロンスキーの出発前のシーンでは、後ろで幸せそうにキティを抱きしめるレイヴィンをついつい眺めてしまっていたのですが、今回は、がっつりブロンスキーとスティーバのやり取りを見ました。
そして、ブロンスキーの苦悩の表情とそれを隠すように帽子を被る仕草に、グッと来てしまいました。
自分の居場所・拠り所をセリョージャを天から見守るところにしかなくなってしまったアンナに泣き、アンナを失い全てを捨てて戻らない覚悟で国のために出発するブロンスキーに泣き、母にも父にも愛された記憶すら持たずに捨てられた女の子が不憫で辛くて泣き、そこから抜け出せず、最後まで引きずってしまった、という感じですかね。
☆ ☆ ☆ ☆
ずーーーーっと、このお芝居はアンナに感情移入するポイントが全く見いだせず、ブロンスキーとアンナの恋愛も認める事ができず、レイヴィンを愛でる(笑)事が主体の観劇になっていましたが、今回は違います。
「誰よりもまともな人」、と言われたアンナが初めての恋に、戸惑い葛藤し、ふとしたきっかけで恋に走ってしまうことも、ブロンスキーとの生活の中で不安定になっていく理由も、セリョージャへの執着も、
そして、
「キティが、というより誰もがブロンスキー伯爵を好きなんだ」、と言われたブロンスキーの魅力も今回の再々公演では、分かり易くなっていたと思います。
キティとレイヴィンの黒板コントもすごく面白くなっていて、お似合いのカップル感が高まっているし、スティーバのイロモノ的な部分もパワーアップしてるし、笑えるポイントもたくさんあって、
本当に面白かったです。
☆ ☆ ☆ ☆
不景気の影響なのか、今までよりもお客さんの入りが良くないようなのが残念です。
是非是非多くの人に観ていただきたな、と思いました。
ちなみに今回は次女と行ったのですが、「葛山さん、かっこいい~。歌も一番良かったし、吸い寄せられる。」と言っておりましたv。
次は16日の昼公演に行きます。