ホップ物語

山形でビール原料のホップを栽培している農家の日記です。

第4回山形ホップ組合総会

2018-02-25 17:32:03 | ホップ、日々の出来事
山形ホップ組合総会が開催されました。



前山形ホップ農業協同組合から任意組合に移行してから4回目の総会になるので通算すると59回となるようです。

今の組合状況は、組合員の人数もかなり減少しているので、組合の運営も大幅に見直す方向での過渡期になっています。

平成30年度の事業計画では、実態に即した運営を心掛けながらも、技術の交流を図り、組合員のホップ栽培意欲の向上を目標と掲げました。

アサヒビール所長さんからは、ホップの処理加工での報告がありました。組合員も突然想定外の話しを聞き少し驚いたようです。

アサヒビールのホップ処理加工を、ライバル会社のキリンビールに委託する事が決まったと報告があったのです。

自社(アサヒ)の加工施設の老朽化もあるのですが、新たに設備投資するのは採算的に合わないとなったようです。それにキリンの方でも、組合員の減少で、ホップ処理加工にゆとりがあるらしく稼働率を上げるために両者にとって互いにメリットが生まれ合意になったようです。

シェア争いではしのぎを削って戦っているアサヒとキリンですが、物流部門ではすでに共同配送が実現しているということです。シェア争いには影響のないホップの処理加工とか、ビールの配送、ビンの回収では協力することでコストダウンが図られるそうです。又ドライバー不足の対応とか・・・、そして二酸化炭素の排出量の抑制にもなるとか良いこともあるとのこと。

懇親会の席でアサヒビールの所長さんは、知恵を出す分にはコストはかからないので、ホップ栽培にもコストダウンを目指して所得の向上を図る余地を見いだしていただきたいとの事でした。

コメント (1)
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