このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

アイガー北壁

2012年01月10日 | 映画・DVD
2008年。
「運命を分けたザイル2」を観たならこれも観ねばなるまい、
という心意気(心意気かよ)で観た


ドイツ登山家2人の物語。
「運命を分けた」では深く語られていないが、登山家4人は
2人づつ2つのパーティーなのだが、色々あって同行して
いたとこの中では言われている。

こんな感じで細部で「運命を分けたザイル2」と異なる部分が
存在するが、ま、大枠では同じ。
舞台は当時の難攻不落のアイガー北壁
登頂を目指した2(4)人の登山家の運命を描いた映画。

主人公はドイツ登山家2人の片方。
彼の恋人の存在が「運命を分けた」と大きく異なり、むしろ
最後の方は彼女の視点で話が進む。
彼女の存在で悲劇がより一層切ないものになっている

アイガーの悲劇をきちんと観るなら「運命を分けたザイル2」
よりこちらの方がお薦めかな。

アイガーは重い。「運命を分けた」と「アイガー」の映画の
重さの違いを例えると、綿100kgと鉄100kgの違いくらいと
言える (同じじゃねーか)。

映画の中でも台詞があったが、登山家はまるで剣闘士のようだ。
確かに。
命をかけて戦っている登山家が見世物やひいては国の威信に
なっちゃうってのはね…。

少し重い映画。


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