河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

メープルシュガーとシナモンティー(第11回)ほんとの青空

2008年02月13日 | 試作品
学生時代、私は空の青を描くのに苦労していた。

リキテックスのコバルトブルーは夏の空を描くのにぴったりだった。

でも鉄郎は出来上がった絵を見ていつも

「冬の青空だね、お正月の晴れた空みたい」

と言っていたっけ。

あの時塗った青は、まだ今も同じ青さのままかしら。

昔見た青空は、今よりもっと青くて深かったような気がする。

あの頃の鉄郎へ

変わらないのはアクリルの青とコンピュータの画像だけよ。

本物のココロは色あせて、朽ちて、やがて消えてしまう。

消えるからこそ本物だということなのよ。

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