河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

電脳会社員放浪記:火あぶりの巻

2008年02月27日 | blog
「これに着替えてください」
つなぎの作業着、安全靴、ベルト、命綱、耐火?手袋が用意してあった
「あっあの、コンピュータ端末の修理に来ただけなんですが」
「別の場所に置いて有るんですよ」
まず鉄の階段を3階分ほど上がる
次に外壁づたいの鉄梯子を3階分ほど上がる
その間、ずっと命綱を支柱につなげる
たどり着いたのは狭いカプセルのような箱のような部屋だった
「じゃ、修理終わったら、内線に電話してください」
冷房が入ってるが、かなり暑い
「命綱はもうはずしていいですか」
「いや規則なんで命綱はつけておいてください。落ちると下、溶鉱炉ですから」
どうやらロープウェイのように溶鉱炉の天井のレールに吊り下げられた部屋(というか箱)で、ここで溶鉱炉の温度を監視しているらしい。
「時々箱が移動して動きますので振り落とされないように」

げげっ、トイレは、昼ごはんは、熱い、みっ水をくれ・・・

倉田江美

2008年02月27日 | blog
少女漫画にハマッタ記憶といえば、八ヶ岳清里の白いペンションにおっさん二人で泊まった時。

一応説明を書いておくと
八ヶ岳野辺山に東京天文台の電波望遠鏡があり、そこに仕事で行った時、遅くなってしまい帰れなくなり、宿がそこしか空いてなかった。
翌朝は窓の外に朝もやにけむる高原を見ながら、クロワッサンとカフェオレの朝食を白木のテーブルで課長と向かい合わせで食べるという美しくも恐ろしい光景であった。

そこの本棚に倉田江美のマンガがたくさん置いてあり、宇宙の話が天文台とぴったりで夜中に読みふけっていた。
「一万十秒物語」とか「宇宙を作るオトコ」とかが有った

太古の昔の話である


「ウォーレスの人魚」岩井俊二

2008年02月27日 | blog
「ウォーレスの人魚」岩井俊二

もともとはこの本を買おうとアマゾンを探検していて、ハチミツとクローバーまで買ってしまった。

無印良品も危険である。300円の食品を買うつもりで店内を一周してると色々なものを買ってしまう。無印良品には中高年のおっさんの客が少ないようなのは気のせいか。シンプルなデザインの商品揃えが良いの。

すぐ下の階のマリアージュフレールでフレーバリーティーを見るのもとっても楽しみなの。

いかん、ひょっとして、わしの感性は女性化している

メープルシュガーとシナモンティー(第13回)蹴上上水にて

2008年02月27日 | 試作品
学食でカレーライスを食べているとメープルが来た

「京都に行かない?蹴上の水道橋が見たいんだ」

蹴上の上水は緑の多いきれいな所だ

僕はスケッチをしないのでカメラだけ持ってきた

オリンパスのOM-1、軽くて使いやすい

--------------------------------------------

上水ぞいの小径をときおり選んだ
夏の盛りの日もそこだけ涼しくって

名もない蔦や柳がひくくたれこめて
絵を書く私達 それぞれひとりにさせた
まるで先の人生を暗示するように

みんなまだ
気づかずすごしていたんだわ
ずっといっしょに歩いてゆけるって
だれもが思った

拝啓。今はどんな絵 仕上げていますか
個展の案内の葉書きがうれしかったの
臆病だった私は平凡に生きている

みんなまだ
信じてすごしていたんだわ
ずっといっしょに歩いてゆけるって
だれもが

いつまでも
私の心のギャラリーにある
あなたの描いた風景は
悲しいほどお天気

「悲しいほどお天気」松任谷由実

--------------------------------------------

「顔や体の形ってどうやって決まるんだろうね。生まれた時に完成予想図があるわけでもないのにね。DNAに外から見た形を決める能力があるんだろうか・・・」

メープルは僕の顔を描きながら難しい事を言っていた。

「メープルって芸術家より科学者に向いてるんじゃないの。そんなことより、うまく描いてよ」

「素材が良ければ、出来上がりは自然と芸術になるのよ」