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クラシックカメラマン23

2008-04-19 09:24:18 | Camera
 30000ヒット突破しました、ありがとうございます

 一昨日は仙台の報道カメラマンの花見会に参加しました。といっても居酒屋の2階でしたが、昔は毎回桜の下でも催されていたそうです。見るからにカメラマンといった猛者、昔制作技術で一緒に仕事をしていた若いカメラマン、いろんな人たちと杯を酌み交わすことができました。普段は現場でベストポジションを取り合って、時には蹴りあいになることもある連中が和気藹々と楽しそうでした。
 驚いたのは、A新聞、K通信、M新聞のカメラマンは東北全県担当で各社ひとりしかいないのです。キー局のテレビカメラマンはいないはずですから、地方の報道映像はほぼ地方のメディアに依存しているわけです。
 頑張ろう、地方のカメラマン。仲良く競争しましょう。



 今日紹介するのはこのカメラです。



 Leicaflex SL MOT
 ライカの一眼レフです。

 かつて35mmフィルムカメラの主流はレンジファインダーでした。ニコンキャノンも、ミノルタコニカも、ライカやコンタックスのコピーから始まって、独自の技術を培っていました。
 しかし1954年に発売されたLeica M3の衝撃。レンジファインダーの完成形(最近発売されたデジタルM8までほぼ同じ形ですよ)。この衝撃が日本のカメラメーカーを一眼レフ開発に向かわせ、逆にライカが衰退して行った原因になったとも言える、カメラの歴史で最大の事件ともいえます。
 しかしライカも一眼レフを作っていなかったわけではないのでした。



 Made in Japan一眼レフの代表Nikon Fの開発が始まったのが1957年、発売が59年ですが、ライカ初の一眼レフが登場したのが、1964年。遅い。
 このSLは、2代目になります。1968年発表、私のは1974年モデルです。



 一眼レフの顔ともいえるペンタプリズムの前に、ブランド名であるLEICAの文字がなく、端っこに小さくSL MOTとあるのが、なんとも不思議です。
 たまたま今ちょうどヤフオクに出品されているSLを見つけました。



 もう1台出品されてました。



 いちばん端っこにSLの文字だけ、変ですよね、ドイツ人のデザイン感覚。

 ライカも一眼レフの優位性は認識する一方、社内的にはMシリーズが順調に生産されていたはずで、なんとも居心地の悪いLEICAFLEXの存在が象徴されているようです。
 実はこの個体、シリアルナンバーから追っかけると、SL MOTでなく、SLのはずなんです。MOTというのは、モータードライブユニットを取り付けられるという意味。
 Leicaは、昔からモデルチェンジ後、旧モデルのヴァージョンアップが可能であれば引き受けているので、これも当時のオーナーが改造させた個体なのかもしれません。



 すばらしい造りです。
 例えば下の写真は、リアカバーを開けるレバーなんですが、真ん中のポッチを押して右へスライドさせるだけの機能なのに、このポッチがレバーとぴったりツラ位置、隙間もありません。装飾品のようです。



 リアカバーの裏面。反射を防ぐ凝った塗装(?)が施されています。このような工夫の一つ一つが、黒が締まったコントラストの高い絵を生み出すのでしょう。フィルムの押さえ金具も、一般のカメラより多く配置されています。これもフィルムの平面性を安定させるため、高い解像度は、レンズだけの力ではありません。



 ライカの一眼レフはこのあと74年にSL2が出た後、すぐに76年にR3が出ます。
 SL2までは純粋のLeitzWetzlar製です。



 実はR3は、ミノルタのXEというカメラをベースにしたライカヴァージョンモデル。次のR4は、同じくXD改でした。
 レンズマウントはLEICAFLEXとの互換性を確保するために、Minoltaとは異なります。



 左が1990年にドイツのケルンで入手したR4です。ライカ純正のほうがだいぶ大柄ですね。大きいだけでなく、とても重いカメラです。
 R4の時代、レンズはカナダ製。



 レンジファインダー機を収集してるはずなのに、少し浮気してしまいました。Rシリーズはそんなわけで、特に日本のコレクターには余り注目されておらず、Mシリーズよりは低価格で、程度の良いものが入手できます。

 SL MOTを先日SUGOに持ち出しました。プリントをスキャナーで取り込んだものです。



 時代が近い同じドイツ製の機械ですね。あとから気づいたのですが、どちらもSLですよ。奇遇です。
 こっちはイタリア製。



 内蔵露出計も正常に働いているようです。

 今回SL MOTを譲っていただいた方が、なんと富山の酒造会社の方。富山には最近2度も旅行しているので、深い縁を感じました。次回富山に行く際にはぜひその酒造会社を訪問してみるつもりです。カメラ好きは日本酒好き?
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6 コメント

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Unknown (LYNX ☆)
2008-04-19 10:10:55
先日見せてもらった、このカメラ堅牢な造りで重かったですね。
確かに、ライカのRシリーズは人気が今一、何故?
Mがあまりにも有名な性ですかね?
次回、富山に行く時はお付き合いしますよ・・・
Unknown (風写)
2008-04-19 10:19:24
Rシリーズは中身がMinolta製の電子カメラだからです。XEやXDですから、超高級機というわけでもないし。
別に人気はないほうが私にとっては良いんです。

ただ、R6とR6.2は、メカニカルカメラだそうです。
Unknown (kazu1)
2008-04-19 23:50:05
マニアというものの真髄をみせていただきました。もう私はついていけません。(ついてこなくてもいいってか)なるほどね、いまのライカにはミノルタの電子技術がはいっているのですか。ふむふむ。しかもレンズがカナダ製とはね。松下電器のデジカメにカールツアイスのレンズが装着されている時代ですからね。この知識間違っていたらごめんなさい。
Unknown (風写)
2008-04-20 16:39:42
全部誰かの受け売りです。
今のライカにミノルタの電子技術が入っているかは不明です。どちらかというと、日産がどこだかの軽自動車をOEMで販売するほうが近いかもしれません。GTRには関係ない。
カールツァイスのレンズが着いているのは、SONYのデジカメなんですが、ミノルタのカメラ部門をまんま買収したのがSONY。こちらには間違いなくミノルタの光学技術・精密機械技術が注入されています。
PANASONIC(旧松下電器)のカメラにはLeicaレンズが着いていますよ。
カールツァイスで有名なContaxはもう作られなくなってしまいましたが、最後まで生産していた京セラはヤシカを買収したのでした。
複雑ですね。
Unknown (kazu1)
2008-04-20 17:18:56
お恥ずかしい話。正しい知識有り難うございます。まったく思い違いでした。今度からはちゃんと調べてからコメントしたいと思います。勢いで書くとこんなことになるんですね。
Unknown (風写)
2008-04-20 17:26:57
いえいえ、とんでもありません
私も勢いで書いてたくさん間違えています
あとで、気づいて直すのです
管理者の特典は自分で直せるのでばれにくいことです(笑)

どんどん勢いでコメントください
よろしくお願いします

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