疾風の帰り径

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風の丘

2007-03-18 07:41:04 | 風車
 民話のふるさと、遠野にも大規模なウインドファームがあります。
 仙台から遠野に行く場合、東北道花巻JCTから釜石自動車道経由で行くか、ちょっと節約して水沢で降りて、えさし藤原の郷のそばを通って行くかでしょうが、いずれにしても遠野の市街に入る直前に、道の駅があります。
 その名も「風の丘」。
 宮沢賢治の「風の又三郎」の舞台は遠野でないかもしれませんが、岩手の山には、風神ではなく、風の精が棲んでいるのです。
 私が行ったときには、なぜか道の駅でかぼちゃの品評会をやっていました。かぼちゃと言えば、ハロウィン、こちらも精霊にまつわるお祭りですが、関係があるのでしょうか。



 この風の丘にはこんなかわいい風力発電機が2基あり、道の駅の電力を一部まかなっています。それも世にも不思議な一枚羽風車。1基で2世帯分の発電量だそうです。



 遠野に行く際はぜひ寄って、一枚羽の風力発電機がどんな風に回るのか、ご覧になってください。
 そして、この道の駅から東に聳え立つ山の上に目を凝らすと、あるあるあるある、風力発電機が並んでします。道の駅の観光案内嬢も、ちゃんとウインドファームまでの道を教えてくれますよ。
 観光客の集まる名所を横目に山に登っていくとありましたありました。こんな感じ。



 正式には、釜石広域ウインドファームといって、釜石、遠野、大槌にまたがる山の上に100m級の風力発電機が43基もある、超大規模風力発電所。43メガワット、3万世帯分の電力を供給しています、すごいですねえ。この時は台風で道路が通行止めになり、釜石側の風車の下まではいけませんでした。今年は必ずワイルドウインドで再挑戦します。釜石の方は牧場の中に立っているようで、ホルスタインと一緒の写真も撮れそうです。
 北海道や下北のウインドファームでは電柱と電線が目立ちましたが、ここの電線は景観に配慮してほとんど地中埋設だそうです。写真を撮るのにも良い所です。他の写真はアルバムの方で見てください。
 
 道の駅、遠野風の丘では、地元のおじさんが手作りのペットボトル製かざぐるまを販売していました。500円だったかな。本当に良く回ります。早速いただいたかざぐるま、こんな感じで我が家のベランダで回っています。



 残念ながら、まったく発電はしていませんが、鳥よけにはなっているかもしれません。