農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

写真・日本アカガエルの産卵

2015-02-16 09:44:06 | 日本不耕起栽培普及会

写真の挿入を間違えました。この日本アカガエルは水田のすぐ上に池がありため池として使われている。メダカの一時避難所であったり、ヒキガエルの2年ごしの生育場所であったりします。またガマが群落を広げ毎年カルガモが産卵、アオサギもやってくる。


多古・天井田での様子日本赤ガエルの卵塊

2015-02-16 08:57:55 | 日本不耕起栽培普及会

里山の日当たりの悪い天井田、下から3枚目11年目の不耕起栽培・冬期湛水田、もみ殻堆肥少々とクンタンを秋のうちに散布,切わらも水田に戻してある、スズメノテッポウとナズナがでている。落ち葉も自然にたまる。多少の肥料分が効いているせいかスズメノテッポウも大きく育っている。でも不耕起であるから、岩澤さんは「拾い草」程度で軽く除草できるということである。と案内している。また湛水することで周辺の山地で生活していたカエルが冬眠から覚めて水を求めて産卵にやってくる。その時のカエルたちは極めて行動的で、香取の藤崎水田でも一目散に水田をめざして突っ走る。天井田では周りに池があり、水田がありそこに水があるということであるから適度の密度で産卵している。今は日本赤ガエルとヤマアカガエルが1月中旬から産卵をはじめている。


小麦の比較、移植と直播きの比較

2015-02-12 17:07:38 | 日本不耕起栽培普及会

岩澤信夫さんが小麦でも移植栽培の方が直播よりも収量が多いということを語っていて、すでに10年ぐらい試している。作物のがたいが大きくなり収量が上がってくる。それをどのように量産するかが課題となる。関西方面の農業高校で野菜の移植機を使っての報告があったが案外田植え機でも可能かもしれない。多古の染井で水田で畑化して前作を大豆で今年植えている。移植法と直播の現在の比較をみてください。


多古桜宮自然公園内天井田12年目不耕起・湛水田の今

2015-02-10 09:17:43 | 日本不耕起栽培普及会

今が一番寒い時期ではあるが、たまたま昼間暖かい日が続き氷は解けて水田の地肌が見えた。ここの水田は耕さず12年目に入った。みずは冬の間は天水と湧き水にたより湛水は時にとぎれる。でも2,3月には赤ガエルが産卵、その後もカエルがとぎれることなくお玉じゃくしが水面を泳ぎまわり雑草をおさえる。耕さないので雑草は拾い草となりあまり雑草のことは気にならない。閉鎖環境であるがメダカもいる。大概のトンボも生息している。箱庭のような景観である。3年前入口の1枚カブトムシが群がる柳が枯れたので水田にもどした。米の品種は福知山の光、いのちの壱、満月モチ、ミドリマイ、クロマイなど日当たりの悪い水田をにぎわせている。


松枯れのことと上田のコウノトリ飛来

2015-02-07 11:35:41 | 日本不耕起栽培普及会

古くて新しい問題で私の身近なもんだいでもある。1980年のころ銚子名洗港に560万キロワットの火力発電所建設計画があり、あわせて公害運動が盛んな時期だった。農業の教員として理系の研究者と鹿島の工業地帯に出かけ松の実態調査で松と共生するコケの分布を調べ、大気汚染と松枯れの関係をさぐった。その後も自宅の5万円で買った松が2本途中で枯れたのを経験したり、近くで造園用の松の苗木として育てたものが畑ごと全部枯れていくのをみている。最近も近くで5年前から苗木で植えてあったが突然これも枯れ始めている。

長野の村山隆さんはその原因について22年前から市民運動として、農薬の空中散布による被害としてとらえ最近DVDを完成させた。近くの鎮守の森の松が枯れるのを見てその原因を追究するというものである。