農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

死ぬまで健康年齢でいたい

2015-02-23 12:56:30 | 日本不耕起栽培普及会

巷では癌、認知症、アトピーなど日本人の健康破壊が進んでいる。大病院は最新鋭の検査機器を装備し患者を待っている。医者は検査料で稼ぐのに大忙しである。明治時代にさかのぼること1886年ドイツの学者フォイトが日本の大学で調査をしている。島田彰夫著「食とからだのエコロジー」からの引用である。当時の日本人、越後屋の雇人で体重52キロでタンパク質55グラム、脂肪6グラム、糖質394グラムそれに対してドイツ人は64キロの体重でそれぞれ118,56,500であった。特に油分の脂肪がドイツ人に比べ10分の1であった。タンパク質も半分の摂取量であった。

戦後1945年から始まる食生活改善運動なるものもすべて高緯度地帯の食生活ーヨーロッパのドイツを基準にそこに近づけることを国是とした。また学校給食の中でアメリカの余剰農産物の小麦、臭かった脱脂粉乳、そして大豆までも輸入を強いられ東アジアモンスーン気候型にあった真土不二の地域食性がヨーロッパの高緯度地域の食性に切り替えられていった。

ドイツの医師「ベルツの日記」1876年人力車夫が東京ー日光間110キロを54キロの人を乗せて14.5時間で走った。馬だと6回取り替えて14時間かかっている。フォイトの栄養学にそった食事を取らした人間では疲労が激しくてはしれなかった。

島田医師は日本人としては穀類からでんぷんをとり、大豆などの豆類によってタンパク質、脂肪を摂取し日本人が栄えてきた。この食生活を守り続けていくことが人の食性に近づけることになる。