忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

教える技術(6)

2017-07-23 15:23:18 | Library
「記憶する」「問題解決」「話す&書く」を教えることをマスターしよう。
「記憶する」方法の教え方
1 集中学習よりも分散学習のほうが効果的
覚えたい事柄を、間隔をあけて繰り返して覚える。
たとえば、英単語を覚えたかったら、1回目を覚えた後、何日か後にまた同じ英単語を学習する。
さらに、また何日か後に3回目の学習をする。
こうして同じことを何回か繰り返し覚えることで、最後のほうは楽々と英単語が出てくるようになる。
つまり、すべてを一度で覚えようとしないことだ。
これを「分散学習」と呼ぶ。
2 覚える内容とすでに知っている知識を結びつけると記憶できる
覚える内容をいろいろな角度から検討して、すでに知っている知識に関連づけて覚える。
3 相手は聴覚型か視覚型かを見極め、相手に合わせた方法で教える
記憶する場合には、大きく分けてふたつの方法がある。
ひとつは、「耳で聞いて覚える方法」、そしてもうひとつは、「目で見て覚える方法」。
人によってその記憶型の特徴がある。
聴覚型の人は、物語を聞いているかのように語って教えてもらうことが好きだし、その方がいつまでも記憶に残る。
視覚型の人は、図を描いたり、グラフを描いたり、実際にその物を目で見たりしたほうが頭にスッと入ってくる。
同時に、自分自身が、聴覚型なのか、あるいは視覚型なのかということも、認識しておくとよい。

「問題解決」の教え方
1 解き方のパターンを習得させて問題解決を教える
パズルを解くときにはその「解き方」がある。
この「解き方」にはある種のパターンがある。
「解き方のパターン」を「スキーマ」と呼ぶが、この「スキーマ」を相手に獲得させることが、問題解決の教え方である
2 スキーマをどれくらいもっているかが問題解決能力を高める
将棋や碁やオセロが強い人は、いろいろな戦術をスキーマとしてもっている。
同じように、事務仕事やクレーム処理を的確に素早くできる人は、さまざまな対処の仕方をスキーマとして持っている。
基本のスキーマをしっかりと教えたうえで、バリエーションを増やしながら応用範囲を広げ、さまざまな問題解決ができるように導く。
3 スキーマを柔軟に考えると応用問題が解ける
スキーマはただたくさんあればいいのではなく、スキーマをいかに柔軟に考えられるかがポイントだ。
ひとつのスキーマを学習したら、さまざまな場面に当てはめて使ってみることを教える。
すると、その問題解決スキーマが柔軟性を持ち応用範囲が広がる。

「話す&書く」の教え方
1 言葉を使うスキルの基礎はノートをとること
ノートをとる技術は、学校の中では特に重要である。
ノートをとることによって、先生の話を理解することに集中できる。
そして、相手の話の全体をまとめ、それに自分なりの考えを追加することができる。
ノートをとらなければ、その場ではわかったような気になったとしても、後で思い出すことは難しい。
ノートの取り方に工夫し、後から見てすぐに記憶がよみがえるノートの取り方を定着させる。
2 文章を書くときは複数の作業を同時に行うため、教えることが難しい
ノートやメモをとるのは、文章を書くための準備である。
メモを参考にして、文章を書いていくわけであるが、そもそも文章を書くこと自体が大変な仕事である。
そのテーマ、対象、専門用語、言い回し、段落などなど、スキルは多岐にわたるので、分割して取り組んでいくといい
3 文章は「小さなステップを踏んで書く」と教えよう
いくつもの作業を同時にこなす仕事は、単純なステップに分けて教える。
4 「型」を教えることで文章が書けるようになる
どんな文章にも一定の型がある。
書こうとする文章の種類が決まっているならば、その型(テンプレート)を利用するのもよい。
5 上手なスピーチの方法の教え方
スピーチメモの作成と本番同様の練習を繰り返すことが大切。
これだけは忘れてはいけない、という人の名前や固有名詞があれば、それは小さなメモ用紙に書いて、本番のときに持っていく。
これだけで安心して話ができる。

(つづく)
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 教える技術(5) | トップ | 教える技術(7) »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

Library」カテゴリの最新記事