いじめ対処法③

いじめ加害者への対応

いじめが悪いことだと思っていない

①クラスの困り感を受け止める
②解決方法の間違いに気づかせる

いじめの事実を加害者が認めない場合

①事実、行為と動機、感情は分けて考える
②自分を守りたい気持ちに寄り添いながら振り返らせる

いじめられないためにいじめている場合

①事実にかかわらず、感情は受け止める
②自分自身のできる行動について検討させる

過去にいじめをされたことがあり、反撃している場合

①これから先に起こることをイメージさせる
②生徒だけを責めるのではなく教師も反省の態度を示す

集団で無視をしている場合

①無視の残酷さを伝える
②言いたいことを言えないことが、言わないことにつながる。
無視しようとする気持ちについて語らせる

いじりがエスカレートしている場合

①悪意がないことを認める
②いじりがエスカレートすることを理解させる

陰口がエスカレートしている場合

①不満をしっかりと聞く
②陰口でなく愚痴を言わせる

「相手がやり返したから喧嘩両成敗だ」という場合

①したこととされたことを客観的に降り返させる
②お互いが嫌な思いをするのではなく、お互いに楽しくできる関係を目指させる

やりたくないのにやらされている場合

①被害者の家族の気持を考えさせる
②自分自身の責任について理解させる

叩く、蹴る、ぶつかるなどの暴力を伴ういじめの場合

①暴力を肯定している気持ちに気づかせる
②ストレスを抱える要因と向き合わせる

いじめに教育的意義を感じている場合

①頑張っている気持ちを受け止める
②正しさから優しさにシフトさせる

状況的に加害者だが、証拠がない場合

①信じている気持ちと半信半疑な気持を率直に伝える
②被害者を見守る役目を与える

加害者が親に虐待されていた場合

①これまでの体験から生じる気持ちは受容する
②本人が周りから嫌われるような行動は許容しない

開き直つて反省が見られない場合

①しっかりと反省するまで謝罪はさせない
②投げやりにならないようにフォローをしっかりする

（つづく）

コピーの学校

「やっとできた」は
「やればできる」を教えてくれる。