カノウおにいさんの気象・地震再発見

気象や地震についての目からうろこが出る話全集です。
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5日夕方 茨城県沖で強い地震 日立市内で震度5弱

2008-07-06 20:13:48 | インポート

05165900391 引用図は、7月5日16時59分気象庁発表の、7月5日16時49分頃茨城県沖で発生した地震の震央と各地の震度分布図(茨城県付近中心)です。気象庁HPより引用。

本記事は、昨日5日、私自身多忙にかまけて本ブログ更新できず、本日記載いたしました。

7月05日16時49分分頃、茨城県息で強い地震がありました。

震源地は茨城県沖 ( 北緯36.7°、東経141.0°)で震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は5.1と推定されます。

この地震で、茨城県日立市内助川小学校内に設置してある震度計で、震度5弱を観測しました。ただ、同じ日立市内でも、当該助川小学校から、国道6号線を北へ約1キロほど進んだ箇所ある、日立市役所の震度計では、震度4との事です。

本ブログでも、以前紹介しましたように、地震というもの、地震発生時のエネルギーの発散方向や発散形態や地震波が伝わる地域の地下の構造や表層の地盤の硬軟などによって、当該地震の卓越周期が決まり揺れの強さが左右されるので、地震の揺れ方には局地性が極めて強く、同一市町村内でも、震度が1や2異なることはよくある事ですね。(引用図内の鉾田市内にも注目してみましょう。隣接地点で震度3観測地点と震度4観測地点とが存在するのがわかります。

この地震は、関東地方が存在する北米プレートの下側に沈み込む、太平洋プレート(ハワイ諸島などが存在しています。)の内部で発生した地震であると思われますね。