福岡の看板屋 独り言(看板.・カワムラ)TEL092-935-7058

皆様に生かして頂いてる看板屋としての呟きです。内容は独り言なので、万が一気分を害された方が居られましたら何卒ご容赦。

魂の開放

2024年09月27日 | Weblog

2017年11月記事

 

今日は 嬉しいことがあった・・・

夜、息子の自転車を治そうと 表に出たら

見知らぬ男性が声を掛けてきた・・・

 

そりゃ 昔 私が20歳代だった頃

トある インチキ宗教団体イヤ政治団体にのぼせあがり 

信者さん達の子供さん(高校生)を活動家に育て上げる為の

担当をしていた頃 出会った高校生が40歳代の 

オッサンになって 声を掛けて来てくれたのである。

 

 私:「おおっ M君かっ!?誰かと思ったぞっ!」

M君:「お久しぶりです!本当は どんな顔で

    カワムラさんを訪ねて来たら良いか

    緊張しました・・・」

 私:「んにゃ それは こっちの方よ・・・

    しかし 何か 雰囲気が変わったのう!」

 

昔、彼M君のご両親は 会内でも 真面目な方で

夫婦揃って強信な活動家幹部であったが 

毎晩、毎晩 子供を置いて

家を留守にするもんだから M君はこの宗教活動に

反感を持っていて

担当者の私にゃ 結構 厳しい態度だった・・・

 

私だって 同じ気持ちだった 家も 母が毎晩

家を留守にするものだから 父が「そげな ほっつき歩く

時間があれば 子供に勉強の一つでも教えんかっ!」と

家庭不和は続いていたのである 選挙じゃ 新聞勧誘じゃ

会合じゃ~宗教機関紙の配達じゃ~足も腫れ上がる程の

題目じゃ~滅私奉公する姿に 

この人(母)は この宗教団体の会長の親戚じゃねえか~と 

子供心に疑っていた程だ。

 

M君、彼自身もマダ子供で私に直接 本音をぶつけられず

遠回しに 会話してくるので 何を訴えておるのか 

話が噛み合わず 正直な気持ち 

こりゃ~ 詩人か 掴みどころのない

アホなんじゃ ないかとさえ思っていたのだ・・・

(現実に本当のアホで詩人は私の方だったのだが)

 

当時の私は人とのトークが鍛えられていて

反抗する子供たちや 引きこもりの青年の気持ちを

ひっくり返す事に長けていた・・・

まあ、私本人としては 偽善活動ではなく 本気で

やっていたので 良い影響を生んだ部分も無いわけでは

なかったが・・・今となってみれば 非常に複雑な気持ちだ。

信者家族には「とても熱心で強信な 立派な青年」に

見えただろう。穴があったら入りたい気持ちだ。

 

たまに あの頃を思い出して 顔を引きつらせながら

苦笑する瞬間がある。いつもフーテンの寅さんが 家族に宛てた 手紙で自省しとるぢゃない・・・

「私事 恥ずかしい事の数々・・・」って あの数倍 だべ

 

その恥をも恐れぬ行動力を 仕事に活かせば どれだけ

凄かったかと思われるかも知れぬが 人間って

不思議なもので 相手に良い事をしてあげてると

いう「大義」が無いとそんなパワーは出ないのである。

 

世間で言う 一流の営業マンってのは

会社 若しくは 商品に惚れ込んでいる筈

まあ~会社側のアジテーションがしっかり

効いているのか・・・

「俺は会社に貢献してるんだ」

「俺は良い物を消費者に提供してるんだ」

「お客さんが得するんだからな 社会貢献だよ」

これが モチベーションとなり モーレツ社員と化し

とんでもない成果を叩き出すのである。

心に一点の曇りでもあれば ヤッていけないだろう・・・

それが「大義」ってやつだ・・・

俺は言う 早見優・・・猪木顔で

「大義があれば 何でも出来るっ!クワックワックワッ!」

 

あの時の俺は 他の同僚信者が洗脳されていた事とは

別格で その一ランク上の「自己催眠」にかかって

いたので パワーが違っていたのだ。

 

先輩幹部に「水を巻かれようが 塩をぶつけられようが

怯むんじゃねえっ!難こそ誉っ 正義の証だ 命まで

盗られんだろうがっ 行って来いっ!」と激励され 

勇気凛々 青年達を誑かしに 駆け釣り回ったものだ。

 

私:「俺は M君に頭を下げなけりゃならぬ・・・

   この通りだっ!風のうわさで聞いたが

   俺が去った後 活動家になったんだろう?

   昔、M君が 反抗していた時の態度・・・

   あれが 正解だ。君を宗教の奴隷に変えて

   しまった・・・」

ここで 会話の内容は端折るが・・・

彼の本音は 子供の頃と変わらず インチキ宗教と

知った上で 活動しているらしい・・・

M君「みんな 子供の頃からの知り合いばかりですからね

   友達や知人に会いに行っているような 感覚ですよ

   人と繋がっていたいんです・・・亡くなった母、

   老いた父も熱心でしたからね・・・」

 

私がインチキ宗教活動と決別して 二十数年・・

M君と初めて 会話が噛み合った瞬間だった。

 

彼は決して アホだったのでは無く 寧ろ 私より

優秀な考えの持ち主だったのだ。

 

人間の思い込みとは 全ての景色を変えてしまう

 

戦前 思想統制で国民の意識を変えてしまい

戦争に突き進んで行くくらい 造作も無き事・・

 

狭く 外界と遮断されたタコ部屋の様な人間の集まりに

居ると 訳が分からなくなっちまう。

 

譬え 周りが狂っていようとも 自分の意見を持ち続ける

自立した勇気をM君に見た まあ~俺も 会内で変人呼ばわり

されながらも 矛盾を突きまくって居たので

長い間 交わさなかった会話を再開できて ワダカマリが

消えたのであった。「魂の開放」彼M君との再会で

罪悪感が一つ消えたエピソードであった。

ps M君に山本太郎氏の事を話すと 一発で理解していた・・・

   嗚呼~よかった。あの 腰をクネラせて嘲り

   笑った 女性幹部達より 全然 格が上だべ

   こういう類は 時代が変われば 赤紙をもって

   「おめでとうございます」となんの躊躇もなく

   家庭訪問する人達だろう。

 

令和5年追記:ま~それにしても 懐かしいのはぁ~

朝4時に起きて 仏壇の前で30分の読経と1時間の題目

それから 宗教機関誌の配達・・・そして通学。これを毎朝8年以上

小学生時代から続けたんだから そりゃ~並の人間より

忍耐力は抜きん出ていたのである。足の踝にできた 座りダコは

俺の勲章?だ アホか!これが未だに治らないwwww

 

今、振り返ってみても ありゃ 一体なんだったのだろうか?と・・・

偶に 可笑しくなって 腹が揺れ出し 笑いが止まらない事がある。

 

ま~それもこれも 洗脳を解いてくれたのは

支援政党が 無茶苦茶だからね・・・そりゃ~覚醒しますよ

有難う!チュッ(*´з`)

 

 でね その政党の批判をすっと・・・先輩たちは 「それは 枝葉にすぎんから」

俺は「幹が腐ってるから 枝葉が枯れとるんぢゃないですか!?」と当たり前の

抗議をしたんですけどね・・・洗脳された人たちは 分かっちゃ~居ないwwww

だから 自浄作用は 何万年経っても ありゃせんよ~


令和6年9月追記
毎回言っているけど 宗教ってのは 元々この世にある
人間にゃ~解き明かせない 生死の不思議な法則を説いて
我が物にしている・・・世界各国 色んな捉え方があるように
色んな考え方が乱立しとるようなもの。

それを あ~た 自分の考えに同調せんと 地獄行とか
言うとる事は ちょっと 言い過ぎなのではなかろうか・・・

そげなのは 自分らの勢力拡大の為の勝手な解釈に過ぎん。
大体 良い宗教ってのは 魂の解放・・・
死や死に方迄を「罰」に繋げとる事こそ 仏教に反していると思う。
人間をビビらして 縛りたくっているのは 邪教というしかないべ・・・

邪教ではいつまで経っても 無明の闇を彷徨うもんだべ・・・
だから 独善的、頑固で自分らが一番正しいと言い
敵だらけになり 我慢をしなきゃ~ならんようになっている。
故に 世界平和なんざ 絶対に無理だ だ~って 俺達が一番!
だと 自己陶酔しとるんだからね・・・

ps 選挙は自由 個人に与えられた権利 もう 解放したらどうか?
   神仏の名を利用して 強要する・・・そりゃ~強盗と一緒だぜ