先月報告しました国内合同登山隊のダ・カンリ峰初登頂ですが、先日木下さんから画像とともに登頂までの様子を聞かせて頂きました。
木下さん曰く
「チベットの山は防諜上地図がなく、現地で山を見てから自分たちで登攀路を探らねばならないが、そのぶん登山本来の醍醐味を味わうことができて面白い。」
「ネパールとちがって手助けしてくれるシェルパやポーターがいないので、標高が低くても困難度は高いと思う。」
「 省都ラサ(標高3650m)に数日間滞在して高度順化をする。ラサは2008年の例の事件以来軍の物々しい警備が続いている。そしてどんどん中国化が進み、古いものがなくなってゆくのが惜しまれる。」
とのことです。
初対面の方々との合同登山隊での登攀隊長は、大変なご苦労だったと思います。
それにしても、前進キャンプから往復14時間を要した頂上アタックは大変でしたでしょうね。皆さんの気力、体力、精神力に脱帽です!
登頂写真の飛騨山岳会の皆さんは左から、東さん、木下さん、田中さんです。