中田清介のブログ:ほんまち界隈

下町の風情を残す本町商店街の四季折々や日々の活動報告を綴っていきます(2022年6月よりgooブログに引っ越し)

6月議会清介の一般質問

2022-06-16 20:41:00 | 議会活動

6月議会一般質問質疑応答全文をHPに掲載しました。こちらからご覧ください。
http://nakada-seisuke.com/situmon/R4.6.10situmon.pdf

今回の一般質問で引用した「文化の力」と「議会と議員の説明責任」
今回の一般質問では平成28年12月議会の一般質問で引用した、東京大学名誉教授の神野直彦先生と片山前総務大臣のことばを改めて紹介しました。その内容をご覧ください。
『私は、平成28年12月議会一般質問の時に、次のような言葉で、高山市の根本的に寄って立つ文化というものはどういうことなんだということを、東京大学名誉教授の神野直彦先生の言葉をかりて述べてきております。当時の議事録を読み返してみます。先生はこうおっしゃってます。「文化とは、生活様式である。地域社会の自然の顔である自然景観とのコミュニケーションのもとに、長い年月をかけて築いてきた人間の生活様式、これが文化である」。それに加えまして「発展するということDEVELOPとは、封じるENNDELOPの反対語で、開くことを意味する。それは内在するものを、これを開くことが発展だからである。卵が幼虫に、幼虫がさなぎに、さなぎが成虫にというように、内在するものが開くことが発展なのである。外から力を加えて変形することを発展とは言わないんだ。それは木が机に発展したと言わないように」という指摘があったことを覚えてます。
内在するものを育て上げて、それを脱皮させること、それは文化の力だということだったというふうに思っております。
また、片山前総務大臣のことばを引用してこうも述べております。
「議員は事実関係と法令と自己の良信に基づいて判断をしなければならない。これが議会の議決責任である。開かれた議会という根本のところはそこのところにある。だから議会と議員の使命というものは大切なんだ」(と)。「二元代表制下における議会のあり方とはこういうものなのだ」ということが自治日報等に出ておりましたので、平成28年12月議会時にそういうことも述べております。』
 平成28年頃と言えば、合併特例期間が終了し、交付税の加算処置が漸減していく5年間を迎えた年度でした。
その頃はといえば合併後の矛盾が吹き出してくる年でもあり、文化に根ざした国際観光都市という位置づけに,インバウンド観光の入り込み客数を競うばかりに大切な文化の力を見失いがちな時期でした。
「内在するものを育て上げて、それを脱皮させること、それは文化の力だ」という神野先生の言葉で、観光政策における[ぶれずに芯を通す]姿勢の必要性を述べたつもりです。
 平成22年に議会基本条例を制定した高山市議会は、議会改革の実践に力を入れていた時期でした。片山さんの「議員は事実関係と法令と自己の良信に基づいて判断をしなければならない。これが議会の議決責任である。開かれた議会という根本のところはそこのところにある。だから議会と議員の使命というものは大切なんだ」という所では、「二元代表制下における議会のあり方とはこういうものなのだ」との指摘で議会と議員の審議・審査の真髄を改めて議場で指摘したと思っています。
今回引退を表明された國島市長の最後の議会と言うことで、高山市の持続可能性について「創造的縮小」賢く縮む社会とは,ということでその見解を聞いたところです。




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