尼さん漢方医心と身体のお話

法華宗本国寺の住職とA級国際中医師である私の心の持ち方や、

元気に生きるための、お話です。

*芍薬甘草湯ということ。

2015-07-17 02:02:45 | 雅諒のささやかなお話。

夏の冷たいパスタとスタミナカツカレー、具だくさんのゴマだれで食べるそうめん。

合掌

    近頃、芍薬甘草湯がよく話題に上りますね。

   

       テレビでも、ある先生が足のつりを取るのに常用しているとおっしゃっていました。

 

    おっしゃる通り、足のつったりだとか、胃痙攣とか、すぐよくなって本当にありがたいくすりです。

 

       芍薬と甘草の二味からなっていて、

 

    私も、直近では、お医者様の紹介で、胃がんで四か月以上も、幽門が閉じている患者さんに、煎じでおだししました。

 

    もちろん、一日分を一日ではのめないので、一日分を五日に分けて、スポイドで少しずつ口を湿らすように、服用していただきました。

 

       なぜ、芍薬甘草湯を選んだかというと、

 

    もちろん、本来のがんによっても塞がれているのでしょうが、私には、患者さんのストレスがとても大きな原因と思えました。

 

    ですから、気持ちの安定を考え、一緒に安神の真珠を取ってもらい、

 

    芍薬甘草湯の力で、ストレスでぎゅう~と収縮して閉じた幽門を緩めて開けられたらと考えました。

 

      同時に、田七人参、高麗人参、冬虫夏草(天然もの)も、煎薬ととってもらいました。

 

   又、牛黄も、クマザサエキスもお出ししました、

 

     三日目より、ガスが出始め、五日目で便が出始めました。

 

   そして、十八日目に幽門が開きましたと、電話が有りました。

 

      もちろん、芍薬甘草湯だけで開いたとは思いませんが、

 

   一包を五日で飲んでもらった割には、ちゃんと役をしたと思います。

 

      芍薬は、肩こりや生理痛、頭痛にも応用されます。妊婦さんのお腹の張りにも単味で応用することもあります。

 

      甘草は消炎作用もありますが、長期に大量にとると、

 

   Na貯蓄の方に向かうので、芍薬甘草湯の甘草の量が多いので、却って、足がつるのではと逆に心配です。

 

     本来、芍薬甘草湯は、長期の常用して使う処方ではなく、頓服のように使うお薬と思います。

 

     三十年前、妙壽堂を始めたときは、煎薬から始めましたので、

 

    一味、一味の性質が良く理解できたように思います。

 

    一般には、今は漢方の処方は、エキス顆粒が多いですね。

 

    大変便利ではありますが、煎じをしてきた私には、少し物足りない気がします。

 

   煎じはやはり効果がはっきりしていますので、先生方も以前使っていられたでしょうが、

 

   又、思い出して,煎じ薬を使ってみられるのもとてもいいことだと思います。

 

     出来上がったエキス顆粒では、忘れていた

 

      生薬の一味、一味が、

 

      生薬の品質が、

 

     又、鮮やかによみがえり、

 

     薬剤師の薬師としての職能をくすぐります。

 

       

       芍薬甘草湯は、

 

     芍薬と甘草という生薬を使って、先人によって生み出された魔法です。

 

    でも、

 

    1+1 が 2 しかならないのも、

 

    1+1 が 10 になるのも、

 

   どのように症状に、一味を知って活かすかで、大きく違ってくる気がします。

 

      何事も、一から、

 

     基礎、基本からですよね。

 

 

         私自身、初心、基本を忘れず、生薬、漢方薬を、よく勉強し、活かして、

 

         先人の恩に報いて、病気を少しでも良くするため、

 

        精進して参りたいと思います。

 

 

 

            再拝      

 

 

  本門八品   上行所伝  本因下種    南無妙法蓮華経     本国寺     雅諒

  

  

 

    

 

     

 

 

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