本日は改姓なり!

うだうだな日記ですがどうぞよろしく

旧西園寺公望興津別邸

2017-06-12 20:49:04 | 重要文化財
一昨日は‘文化財巡り’を始めてから3度目となる愛知県犬山市にあります博物館明治村に行って参りました。
過去、2回も行っているのに今回、何故またもや足を運んだかと言うと、今年の2月に明治村内にあります旧西園寺公望興津別邸、通称‘坐漁荘’が国の重要文化財に指定されたからでして、今回はそのついでと言っては何ですが、明治村内で特定の建造物(主に国の重要文化財に指定されている建造物ですが)で行われている建物ガイドも体験してきました。
今回のメインとなった旧西園寺公望興津別邸(坐漁荘)は、その名の通り、公爵でもあり内閣総理大臣も務め‘最後の元老’とも呼ばれた西園寺公望(詳しい事はインターネット等でお調べ下さい)が大正9年(1920年)に静岡県庵原郡興津町、現在の静岡市清水区に建てた別邸で、建物の老朽化により、明治村への移築が決まり、昭和45年(1970年)に明治村に移設された後、公開されるようになったそうです。
また、現在、元々、坐漁荘があった静岡市清水区には、明治村に移築した際に作成された図面を元に忠実に復元され、平成16年(2004年)から一般公開されている興津坐漁荘記念館と言う建物があるそうなので、近くに立ち寄った際には、ぜひ行ってみたいですね。
さて、坐漁荘ですが、建物ガイドさんの話によると、西園寺公望が相当、警備に気を配っていたらしく、警備のための詰所があったり、自分の書斎から誰が来たか見えるようになっていたり、各部屋に何かあった時のための呼び鈴が付いていたりと、自分の立場上、当時の政府関係者も多く、興津にあったこの建物を訪れたそうですが、かなり神経質に身辺に気を付けていたようですね。
建物自体は、質素な感じなんですが、使われている木材は非常に上質なものだそうで、特に西園寺公望が好んだ竹材が多く使われていました。

しかしながら、今回、明治村の建物ガイドを国の重要文化財に指定されている建物4ヶ所(旧呉服座、旧東松家住宅、旧西郷従道住宅と坐漁荘です)で体験したんですが、土日では1日に10回ほど各建物でガイドがあるので、所要時間が20分程しかなく、ガイドさんの説明を聞くので精一杯で、非公開の部分等も公開してくれているんですが、どこの建物も写真を撮影するような時間はほとんどありませんでした。
見学するだけではわからないような事を説明して下さるので非常にありがたい事はありがたいんですが、建物ガイドの回数を少し減らして頂いて、もうちょっとゆっくりガイドして頂けるとより一層、良いのになと個人的には思ってしまいましたね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿