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旧松坂御城番長屋

2017-07-14 23:03:32 | 重要文化財
今回は前回からの続きで、旧長谷川家住宅を出て向かった先は、同じく松阪市内にあります旧松坂御城番長屋です。

前回のブログでもちらっと書きましたが、松坂は紀州藩に属していたため、松坂城代役所をはじめとする出先機関が置かれていて、御城番長屋は、松坂城の警備を任務とする紀州藩士とその家族の住居として建てられたそうです。
東棟と西棟があり、いずれもが現在、国の重要文化財に指定されていまして、その内の1戸分が一般公開されています・・・しかも、この御城番長屋は、現在も紀州藩士の子孫の方々が維持管理されていて、借家としても利用されています。
実は、2012年10/17付けのブログ‘伊勢’で書いているんですが、松坂城に行った際に、この御城番長屋にも立ち寄っていまして、ただ、その時はちょうど休館日でして、外から御城番長屋を眺める事しか出来ず、今回、松阪市を訪れたので、この機会に、前回見れなかった屋内を見ておこうと思った次第です。
藩士が住んでいた長屋ですので、当然ながらこれまで見てきた豪商や名主の住宅のように立派なものではなく、極めて質素な感じなんですが、このような武士の長屋が残っているのは全国的に見ても非常に珍しいそうです。
しかしながら、旧長谷川家住宅から御城番長屋までは、徒歩で10分程なので、歩いて移動したんですが、その途中に松坂城の石垣がそびえていて、いかにも城下町という感じがして良いですね・・・天守があればもっと見栄えがするかも知れませんが、天守再建に関しては、市民の反対の意見も多かったそうで、取り止めになったそうです。
ただ、これはあくまで個人的な意見ですが、松坂城は石垣こそが素晴らしいと思っているので、今のままの状態で保存して頂きたいものです。

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