街を歩いていても、公園や庭先より梅の香りが漂いはじめました、早春の息吹が感じられるこの頃です。
先日、鮮魚の宅配便の中に、ふきのとうが詰めてあり、まあ、なんと粋なはからいでしょう。
早速、天婦羅にして、ほろ苦さの春を美味しく頂戴いたしました。
暖かい春が待ちどおしく、かわいい、お雛様を玄関先に飾りました。
春よ来い、早く来い、
八つのほこり
かわい
かわいとは、わが身さえ良ければ人はどうでもよい、わが子の愛に引かれ、食べ物、着物の好き嫌いを言わし、
仕込むべきことも仕込まず、悪しきことも意見せずして、気ままにさせておくのはよろしくありません。
また、わが身を思うて人を悪く言うのもほこりであります。
わが身わが子が可愛いければ、人の身、人の子も可愛いがらねばなりません。
かわいという心遣いが、何故ほこりなのかと疑問を思われることでしょうが、
しかし、このように説き分けてもらうと、なるほどかわいもほこりになるなあと教えられます。
かわいという心遣い自体はほこりではありません。