おどろきました、いや、あきれた… → 雅叙園休館、180組の結婚式に影響 6〜7割は日程変更 nikkeiさんの記事

雅叙園休館、180組の結婚式に影響　6〜7割は日程変更
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2025年2月20日 18:27
目黒雅叙園の不動産のオーナーはカナダの投資会社ブルックフィールドになった

老舗の結婚式場「ホテル雅叙園東京」（東京・目黒）の休館が波紋を呼んでいる。休館を予定する10月〜2026年3月は、すでに約180組の結婚式予約が入っていた。ホテル・結婚式場では予約のある期間には改装工事をしないのが一般的だ。SNSでは10万円の迷惑料にも疑問の声が出ている。

雅叙園によると、休館期間に結婚式を予約していた約180組のうち6〜7割が日程変更に応じたという。日程変更が難しい予約客には、契約時の申込金20万円を返金するほか、迷惑料10万円を支払う。

結婚式の準備では、式場への支払い以外にも費用がかかる。消費者問題に詳しい染谷隆明弁護士は「雅叙園に支払った以上の金額を求めるのであれば、消費者側が損害額を立証する必要がある」と指摘する。10万円という迷惑料の金額については、消費者ごとに事情が異なり、一概に判断できないとした。

新郎新婦の都合で結婚式の予約がキャンセルとなることはある。式場の都合による多数のキャンセルは珍しい。

帝国ホテルは挙式の予約を約1年半先まで受け付けている。「通常であれば施設改修などは2年前には確定させ、予約のスケジュールに組み込む」という。

雅叙園の土地や建物の一部はカナダの投資会社ブルックフィールドが所有することになった。今回の改装はオーナー変更によるものとされている。

西武・プリンスホテルズワールドワイドでは、外部オーナーが所有するホテルも運営する。オーナーが改装を希望する場合、「予約済みのお客様がいればオーナーに交渉をして改装の時期を変更する」としている。

式場は自然災害などの場合、賠償責任を負わない規約としているところが多い。ホテル椿山荘東京（東京・文京）を運営する藤田観光は「ダブルブッキングや設備不良など会社に非がある場合は、ホテル椿山荘東京の中で代替会場を提案する」とした。

式場の繁忙期は気候が穏やかな春と秋だ。希望する時期によっては代わりの会場を見つけることができない可能性がある。結婚式場大手のノバレーゼでは、10、11、3月は人気の会場は予約で埋まっているという。

染谷氏は「消費者対応としては休館の可能性をあらかじめもっと前から伝えるべきだった。そこが今回の問題の本質だと思う」と話した。

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