みつのパン日記

~パン・ベーグル・お菓子の日々~

おまかせコース@ポポット ~2008年8月・9月~

2009-09-27 | POPHOT

引き続きPOPHOT(ポポット)さん、おまかせコースの2008年8月・9月編です。

おまかせコース、シードルまたはリンゴジュース+前菜+ガレット+デザート+コーヒーまたは紅茶、2500円。
営業時間(12時30分~17時・19~22時)内、仕込み食材が終わるまで注文可能。


おまかせコース(8月2日)
前菜
 
焼きズッキーニに生帆立のせ、数種の葉っぱ。
私は貝類苦手なのですが、とっても美味しく頂きました!
何でめっちゃ美味しかったのかは、わかりません。

ガレット
 
ガレット生地に、ハム・トマト・タマゴ・チーズ・葉っぱ入り。

デザート
 
ティラミス、チョコレート・キャラメルソースかけ、バニラアイス・ベリー添え。
 
構成は下から、エスプレッソ浸しケーキ生地・マスカルポーネクリームを、2層。
上からチョコレート・キャラメルソース・ココアかけ、バニラアイス・ラズベリー・カシスを添えて。
とっても美味しい、濃い。
大味や繊細というのではなく、“腰の据わった”ような、“重心が下にある”っぽい味なのを、どう表現すればいいのかがわかりません。
ぴったりとくる簡潔な言葉を見付けるのが、今後の課題です。


次の日も伺いました、おまかせコース(8月3日)。
前菜
 
 
盛り合わせ、トマトでチーズ挟み・モッツアレラチーズ生ハムのせ、桃、バルサミコ酢かけ。
↑(上段・左図)全体で手前が生の桃果実、(上段・右図)トマトでチーズ挟み部分。
この組み合わせは定番のよう…チーズの種類は不明。
↑モッツアレラチーズに生ハムのせ部分(下段・左図、生ハムのせたまま)(下段・右図、生ハムの下から現れたモッツアレラチーズ)。

ガレット
 
ソーセージ(?)・ほうれん草・タマゴ・チーズ。

デザート
 
プリン、ブラウニー入りバニラアイスクリーム・生クリーム・バナナ・アングレーズソース添え。
 
すくっても崩れない、濃い、苦いカラメルのたっぷりかかった、プリン。
生バナナと、ブラウニー入りバニラアイス、緩めにたてた生クリーム。


おまかせコース(9月11日)
前菜
 
エビ・帆立・パプリカ・モッツアレラ・イチジク・葉っぱ。
 ←生のイチジク~、海老と帆立はそれぞれに合った火の入り具合で。

ガレット

 
ハム・まぜ卵・チーズ入り、こちらのお店でまぜ状態の卵は初めて。

デザート
 
↑上記(8月3日)と同様のプリンに、赤ワイン煮イチジク・プルーン入りバニラアイス・生クリーム・アングレーズ添え。
アイスクリームの内容と生クリームのたて具合は、果実の種類と調理方法により決められている、と推測。
 
↑大変に感動させて頂きました、煮込まれたイチジク。

同日夜、ある好きなお店で、イチジクコンポート添えパンケーキを頂く予定でした。
予約等はしておりませんでしたのでやめて、余韻で一晩過ごしました。
パンケーキを楽しみにもしていましたが、こちらのイチジクと出会ったもので~。
今日まで、こちらのイチジクよりも、もっと美味しい赤ワイン煮イチジクには、未だ出会わず。
頂いた時に、無花果を長い間煮込んでおられる、お姿が浮かびました。
仕込みをしてからこの状態になるまで、どれだけ手間と時間を、かけられたんだろう?
美味しくなるまで、どのくらい…かは判りませんが、作業目線が浮かんだのは、食べることに関心を持ち出してから初めてです。
私はお菓子を作ったがことありません、料理もほぼしません。
お鍋に入れたものが○○分経ったら、味がついて食べられるっぽいとか、そういう大雑把なやり方です。
その私に浮かんだ情景に、感動しました。
手間をかけていることや手を抜かないことから、伝わることが、あるのかもしれません。

シェフがガレットを焼く様子を、以前に一度、拝見したことがあります。
おそらく、厨房に最も近いテーブルからのみ、わずかに見られる場面です。
どういうふうにしてはるのかな~と思い、興味津々で、じ~っと見ていました。
シェフは、同じ辺りから、視線を外しませんでした。
毎日何十回と繰り返す一連のこと、少しなら手が抜けると思ってしまいそうなことから。
2~3人で1枚、あるいは1人で2~3枚を焼いている、のはいろんな機会で何度も見たことがあります。
1人1枚でも、視線を外す時はあったような。
この数日後、偶然に、他のガレット専門店での調理場面を見たことがあり。
美味しいのは、個人の調理経験や技術力だけではないように感じました。
POPHOTさんへ、次はいつ行けるかなぁ。
待ち遠しいかぎり、楽しみです。