かあちゃんのはしっこライフ

東京のはしっこに住んでいるかあちゃんの
あれこれです。

齋藤陽道写真展「感動、」とトーク

2019-02-01 | おでかけ
東京人権プラザで開催中の
齋藤陽道写真展「感動、」とトークショーに行ってきました。



写真家の斎藤さんを知ったきっかけは、
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』という本を書かれた
東京工業大学の伊藤亜紗さんさんとの「筆談トーク」でした。
「筆談トーク」
・・・お二人が書く会話をプロジェクターでスクリーンに映し出す。
それを参加者が見る。という形式の対談です。
リアルタイムで見たわけじゃなく、伊藤さんのHPで紹介されていたのです。
「筆談」でピンときた方もいるでしょう。
斎藤さんがろう者で、伊藤さんは健聴者です。
私が今まで参加したことのある、聞こえない方の講演は
手話で話して、それを手話通訳者が読み取り通訳をする。
と言う形式のものばかりだったので、「筆談トーク」と言う形式に
とても興味を持ったと同時に、その内容から齋藤さんの写真を見たいと思い
図書館で借りたのが『感動』という写真集でした。
(前ふり長くてごめんなさい)

その写真集に収められている写真展が今回の「感動、」です。
そして関連企画として
「手話と写真に生きる者として」と題した
俳優で、日本ろう者劇団顧問の米内山明宏さんとの対談も行われました。

「最近感動したことは何ですか?」とお互いに問いかけながら
対談は始まりました。
高校生になってろう学校に通い始め、
手話と出会って、初めて人と会話することの楽しさを知ったそうです。
対談の後半には作品の解説もありましたが
本来は見る人が見たままを受け止めてくれればいいとおっしゃっていました。
「なんでこんな撮り方?」「どういう意味があるの?」などなど
もやもやした感じが残るのも必要だと。
初めてお会いした斎藤さんは、とても「しなやか」な人でした。

「感動、」な2時間でした

齋藤さん、『声めぐり』『異なり記念日』など
本も出しています。
多才な方です。


人権プラザは、東京タワーの近くでした。
 









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