ドライバーで勝つ

白いマーカーを挟み、その向こう側から
ティーショットを打つと、球はまっすぐ
飛んでいった。クラブの軸がマーカーに
当たりそうで、
「ややこしい打ち方をするやっちゃな」
と周りには見えても、慣れるとマーカー
がガイド役となり便利なのよ。

ご幼少のみぎり、姉やに育ててもらった？
ほなさんには、この歳になってもガイド
頼りなのかもしれない。
コースの右側ながら、フェアウエイにボ
ールは落ちた。ボールはキラリと輝き、
今日は今週で最高の晴天、まばゆい太陽
で暑くなるよと教えていた。

同伴は７０歳のＭさん、６５歳のＴさん
この二人より球は飛び、ほなさんはうら
やましがられた。
Ｍさんは、
「年々、ドライバーが飛ばん。」
と言い、初顔のＴさんは、
「私のは、あんなところじゃ。」
と嘆いた。
この構図、いつもと逆だ。
今朝、冬のパッチを脱いできて良かっ
た。

本来なら年齢から言って、飛距離勝負
は勝って当然なものでも、他人より1ｍ
でも飛んだことは、まっこと嬉しい。

今日だけは言おう
ドライバーは飛びが命だ！

松コース１番

翌朝７時になるのを待って、動き出
した。食事が７時スタートだったか
らだ。レストラン前には人だかりが
でき、順番をまっているようだ。レ
ストランの窓越しの景色は、一面の
白い世界だった。霧が流れ、山の上
から下までびっしりだ。

食事を終わり、チックアウトした。
ゴルフ受付カウンター前に居ると、
幹事のＭさんが早々と７時半に着い
た。スタートは９時半だから、ホテ
ルの従業員に、
「早過ぎるんじゃないですか？」
とからかわれていた。顔見知りの人
みたいだ。宿泊客も居るから、カウ
ンターは混んできた。

Ｍさんが、
「ここで買うと高いから、飲み物を
用意してきたよ。」
と一本づつ取ってゆけという。
ロッカーに入り、準備する。山の霧
は８時過ぎには無くなることだろう。
レオマの時に経験した。

メンバーがひとり、またひとりとやっ
てくる。顔見知りが７割ぐらいかな。
でもゴルフ場で会うのははじめてだ。
今日はどんなゴルフになるのだろう。
キャディさんは付かないようだから、
なんでも自分で判断しなければいけ
ない。

パットの練習をする。でも手に付か
ない。上がっているか、下っているか
それが不明だった。こういう時はやる
だけ無駄だと適当に止めた。

幹事のＭさんが挨拶し、スタートに
なった。
バードスプリングコースの１番にゆく。
Ｍさんと私、初顔のＴさんの三名が
１番組だ。

ティーグランドからでは見えないが、
図をみると左ドックレッグのミドルホ
ールだ。Ｔさんが打ち、Ｍさんが打っ
た。Ｔさんは力の入りすぎ、Ｍさんは
真っ直ぐの球だ。
さていよいよ、ほなさんの番だ。
白いティマークの右端に球を置いた。
それをみて、
「そんな端に置いたら、打てるの？」
と思ったようだ。
白いマーカーを挟んで、アドレスする。
さて、あたるだろうか？

湯冷めのレストラン

大浴場は、奥のレストラン前の通路を抜け
隣の館にあった。建物の内装はかなり古い
が、風呂の湯はよかった。2月に行った白
浜温泉のヌメリには及ばないが、ぬるぬる
して気持ちよかった。
鼻風邪をひいていたから、時間をかけて温
もった。

部屋への帰り、レストランで食事。お客は
ほなさんを入れて3組だった。時間が早すぎ
たのか、ちょっと心配になる。レストラン
の窓ガラス越しに、、コースとそれを取り
囲む笠置・信楽山系の景色が一面にみえる。

右側のコースに西日が当たり、その色がだ
んだん濃くなり、やがて庭に明かりが灯っ
た。
ほなさんは陽の落ちる光景をずっと見てい
たのだった。と、いうのも、レストランで
和食を注文した時は、かなり前だった。そ
れが陽が落ちてもまだ来ない。温泉で温ま
った体はすっかり冷えきり、テーブルに置
いてある紙ナプキンで、何度も鼻をかんだ
のだった。

ついでにメニューをいうと、一番安いのが
カレーで1500円ぐらい。夜、これを食べる
のは胃にもたれるからほかをみた。だけど
見開き１ページの裏表に、大きな写真入り
で載っているから、メニューの種類は選ぶ
ほどなかった。ビール１杯と和食で３００
０円ちょっと、あ、いや、サービス料がつ
くから３５００円ほどかな。お肉だとあと
千円アップか。ほなさんの懐では、貯金を
下してきたが安い和食で精一杯なのだった。

こんなことを書くと、うらぶれて寂しくな
るだろうが、そんな感じなのよ。
後ろのばあさんは数少ないメニューから選
ぶのに１５分以上もかかって、訳のわから
ない無理を言い、レストランの反対端にい
るおやじ二人組は、注文の品がこないので
話ばかりで座をもたしている。夕暮れは深
くなってゆくのに、レストランは閑散とし
たまま、ただ独りのウエイトレスはどこに
行ったのだろう。ひとけのない観光地は、
物悲しくなる。

こんな状態でここで一夜を過ごすのか。
ほなさんは、先に届いたビールを飲みつつ、
さらに寒くなりしきりと鼻をかんだ。
やがて、もうひとりウエイトレスがやって
きて、注文したものをもってきた。予想に反
し、味は美味しかった。一息ついた。
レストランの席を立った時は、もうすっかり
夜だった。

前夜

レイクフォレストリゾートは、大阪から奈良
までは近かったが、そこからが遠かった。
杉林沿いの山道を走っていると、対向車もな
いものだから不安になる。

いつまでもナビを信用できない自分がいる。
いやナビがダメなのではない。去年新しいソ
フトへバージョンアップしたから、地図が間
違うことはないだろう。でも、ナビを判断す
る自分が信用できないのだった。

そうこうするうちに、同じ方向への車があり
それに連なって走る。やたら気分が楽になり
すると、、、着いた。
ＴＶで観た建物があり、玄関横にバスが数台
停まり、お客が降りている。人波にのってフ
ロントに行くと、若い係の人が迎えてくれた。

「明日コンペで、前泊を予約した○○です。」
というと、日焼けの’にこやかなおじさん’
に替わった。ソフトな印象で、こまごまと世
話を焼いてくれた。ビジネスホテルの事務的
な受付と異なり、もう仕事は終わったと認識
させる効果があった。

ホテルのドアは、アメリカの古いホテルを彷
彿させた。部屋は思ったより広く、ベットも
十分だった。今から朝まで12時間以上ある、
さて何をして時間を過ごせばよいだろうか。
まず受付のおじさんが言ってた「風呂」にゆ
くことにした。

桜追う、春のドライブ

京都と奈良の県境にあるというので、午後4
時に大阪を出ることにした。もう大して用事
は残ってなかったし、取引先の連中が、明日
のコンペを知ってか、楽しみだねと声をかけ
てくる。天気も良さそうだし、暗くなっても
困るので、心斎橋を後にした。

ナビを「レイクフォレストリゾート・ホテル」
にセット。距離50ｋ、所要時間は1時間と出た。
意外に遠いなぁ。
大阪の地理は詳しくないが、ナビがあるので
あちこち走るのも慣れた。

第二名阪国道で突っ走り、奈良との境、生駒山
下のトンネルを抜ける。出ると奈良だった。
桜が満開だった。
ここは昔、見た光景だ。久しぶりだ。学生時代
何度も通った道だ。ＪＲがある。近鉄がある。
向こうに見えるは、若草山だ。

学生時代の仲間の顔が浮かんだ。閑ならば、ち
ょっと寄っていきたい衝動にかられる。車内に
かかるＣＤは、フォークソング集だった。眠り
そうな時、歌えば眠気がとれるから、長距離を
ゆくときは、フォークと演歌のＣＤが必携にな
った。学生運動の騒がしい時代だったから、思
い出も数多くあるが、まともな学生生活を過ご
さなかったのが悔やまれる。

ラッシュ時間の奈良公園の横を走る。突き当た
りの若草山を左折、京都方面への山道に入る。
ここから距離があった。
ナビで案内される道は、いつも不安がよぎる。
一度は山の頂上についたのに、道がなかったこ
とがあった。コンペに遅れそうになった。
ゴルフ場は中腹にあったのだ。

なんという地名か忘れたが、川沿いの土手の
両側に、桜並木が続き、運転していることを忘
れそうになる。
どこの桜もきれいだった。

レイクフォレストリゾート

レイクフォレストリゾートで

コンペがありました。コンペと申しても、同業者の
親睦会なんですが、、。今日から少しそのレポート
をば、お送りします。
結果はあくまで真実でありますが、受け止め方や
表現方法は個人のものでありますので、その信憑性
は定かでないかも、、、。

と、まぁ一応の断りをいれたので、これからは筆の
むくまま気の向くままに。

レイクフォレストリゾート

今週は久しぶりに、本コースでのコンペが
あります。場所は、奈良と京都の境、
「レイクフォレストリゾート」です。

去年書いた踊り見物においでたＭさんが幹
事をするというので誘ってくれた。そこで
前泊することにした。

「今年の暑い夜の話」

「今年の暑い夜の話(続）」


なんだかんだで本コースもひさしぶり。
去年の１１月のライオンコンペ以来だ。
ライオンの”かなめ”さんがドライバーの
秘訣を教えてくれたが、さあそれがものに
できるだろうか。
（今のところ、ものにできた感触はない。）

桜

新規のブログアップができず、申し訳あり
ませんでした。この間、二日、書くことに
は、書いたのでありますが、ニ度ともアッ
プでけまへん。どうしたのでしょう。

今日は桜の花が、とてもきれいです。
気温は２０度はあるようです。暑いですね。
今晩から雨だそうですから、桜も見納めで
すかね。

徳島はどこへ行っても桜の花が見えます。
「花見に行きましたか？」
と尋ねたら、
「車で走っていると見えるから、それでいい。」
と返事した方がいました。それも納得する
ほど、おちこちで見えます。

桜の何がいいっていうと、あの散り際ですね。
風にのって、花びらがハラハラと舞う、あの
光景だけは、見逃してはいけません。
それも今日で最後です。

届かぬ想い

♪さぁくらのはぁなびら散るたびにぃ～

♪とどかぬパぁットがまたひとつぅぅ

♪（TдT）・・・うぅ

（アクターゴルフの「こじこじ」さん）

はたまた、想いは届くのか？

　　映画「ポストマン」