ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

自分のことができなくても(5)

2011年11月23日 | 日記
過去に大恋愛があり、それをひきずったのか、
その辺りは、ほなさんのように、あることない
こと言うようないいかげんな新郎じゃありませ
ん。
たぶん性格は、高倉健さんを地で行くような男
でございます。だから、ほなさんの好きな男な
んですが。

新婦の方は、クラスで目立つ存在じゃないけど
、のんびりした風貌としっかりした行動で、必
ず、クラス委員になるような娘でした。
お父さんの家業をつぎ、自分の思う形にして、
なかなか面白い事業をやっている今は社長さん
です。お子さんひとりの再婚です。

本人らはあまり言いたがりませんが、この二人
が過去につきあっていたのか、そうでなかった
のか、そのあたりは、本人らもはっきりしなか
ったもようです。
お子さんである御嬢さんが、最近結婚した際に、
新郎も一緒にと要望し、結婚へのはずみとなっ
たようでした。

ほなさんの大好きな『鬼平犯科帳』のキザなセ
リフじゃござんせんが、
「惚れた、というのは命をかけて惚れること」
でありますから、若い時の好きという感情は、
いつでも後に引ける、また別の人生が待ってい
るかもしれないと互いに思いながらの駆け引き
、とは異なります。

気分や感情だけではない、銭勘定まで含めた人
生の幕引きをどうやってしようかとなるのです
から、静かな落ち着いた空気が漂う、祝う会と
なりました。
若い時にそういうことに重きをおいたなら、計
算高いと批判されますが、年金や保険の受取人
に他人を書くより、配偶者を書くと何事も問題
なく進むことも事実です。

あまり誉めないひとりの同席者が、
「こんな結婚、いいなぁ。」
と思わず言いました。60歳の大人たちを
いいなぁ、と思わせたのですから、この恋は
本物です。
コメント
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