ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

シニア記念杯レポ?(17)

2011年06月04日 | 日記
25球の練習から得た自信は、本番のパター
を25回打つまで保ちませんでした。パタっ
と打てなくなった、なんて言っている場合で
はありまへん。

ほら、そうです。本人はずいぶん真面目に5
回で25球やった練習であっても、なにせた
った25球で格段に上手くなるはずはないの
ですよね。

同組で日曜日ゴルファーの○藤さんに尋ねて
みてわかったことは、
「ほなさんのパターは違うぞ」と周りが評価
してくれたのは、上りも下りもボールを強く
打っていたからだそうです。

球の芯を打っていたから、ボールは曲がらず
に進んでいましたが、一旦、合わせにいきは
じめてからは、もう心で思っても強く打てま
せんでした。

7番ホールのほなさんのボールは、OB杭の
わずか向こうにありました。
「あったで?」
と誰か遠くから優しい声がします。他人の心配
をしてくれるなんて、ありがたいですね。
誰も見ていなくても、ルールは厳守しなければ
なりません。

ほなさんは、学生時代、スポーツの試合中ルー
ル違反をしたことがあります。審判のブライン
ドで、故意に相手を倒しました。接触すること
は普通のプレーとして認められ、当たりの強い
競技でしたが、ほなさんのしたことは、相手側
ポイントゲッターの動きを止めるための、明ら
かな反則行為でした。

倒された選手は審判に猛烈な抗議をしましたが、
審判はノーカウントで続行させました。この反
則行為を知っているのは、相手選手とほな、味
方ゴールキーパーだけでしたが、ほなはこの試
合を最後にしました。

相手選手に申し訳ないことをしたと思うと同時
に、負けそうな時、違反行為へ走った自分に驚
き、それが許せませんでした。あまりに小さい
自分が情けなかったからでした。
それ以来、夢にみます。観客もいない下部リー
グの小さな試合でしたが、馬鹿なことをしたも
んだと思います。

人はいろんな顔をもっています。
罪深い生き物です。ルール違反は、いつまでも
どこまでも自分に問いかけてきます。
卑怯なことをしたら、自分をごまかすことはで
きません。負けるときは負ける、泣くときは泣
く、それがもっとも健全に生きていける道のよ
うですね。

プレーイング4からの再出発をして、
3パットを放ち、計8打(パー4)で終了。
心で泣きました。

そして9番ホール、約200Yのパー3で、また
もやOBを出してしまいました。パー3でのO
Bは、再スタートプレイが4打目からはじまり
ますから、どんどん加点されてしまいます。
9番ホール 7打(パー3)
どんどん坂をくだっていくのがわかります。

5番ホールと9番ホールはグリーンが隣同士に
なっております。ほんの3、40分前に、
「今日は間違いなし、優勝だ」と言われていた
のに、ほなさんをみて、もう誰ひとり声をかけ
る方はおりません。世の中は冷たいのです。い
えいえ、それがゴルフというものでありました。

5人のプレーヤーの先頭を走っていた前半から、
いつの間にか、5人中4位へと転落、最後尾の
方は、公式ハンデを決めるために参加しただけ
という方で、実質上、ほなさんがビリになって
しまっていたのでありました。まさしく天国と
地獄でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする