こうちゃんBLOG

ミュージシャン ホンダコウの心の落書き帳

20になったよ

2006-12-29 09:14:21 | なんでもない日常
別に20になったからといって人間、シッポが生えてきたり、
かめはめ波が打てるようにはならない。

つい3日前までは小学生をやっていたような気もぬけない。
(これはまだ俺がモラトリアムだからだろうか?)

タバコもお酒もOKになってしまった。選挙権?税金?
例えば下着ドロをして捕まってしまったら少年Hではなく実名が載る。

社会的には大人になってしまった。

でも正直何も変わらない。そしてそれはきっと僕だけじゃなく、
みんなそう思っているのだと思う。

俺の地元の友人のW君とはお互い脳タリンな子供時代から、
何一つ変わっちゃいない。いや、それでいいのだ。

大人と子供の境界線なんて新宿2丁目ニューハーフの脇毛処理くらい曖昧だ。

まぁなんだ。俺も20になってなんか特別なことをしようと思ったのよ。
なにか特別な映画でも観ようとTUTAYAまでバイクを走らせる。
実は生涯自分は映画を見て涙を流したことは1度しかない。
その映画の名前はクリントイーストウッド監督『Perfect World』

ストーリーを簡単に説明すると、
ハロウィンの日に刑務所からケビンコスナー扮する脱獄囚が、
とある少年を人質に誘拐する。
しかしそのフィリップスという名の少年は、
母子家庭で育ち父親の暖かさを知らなかったので、
ケビンを自然と慕うようになる。
ケビンも脱獄囚だけどこれがまた良いヤツなのよ。

2人の逃亡生活もやはり警察によって終わりが来て、
ケビンはそのフィリップス少年の目の前で撃たれて死んでしまう。
そこで映画もジ・エンド。

これを俺が初めて観た12歳の頃。
俺は家族の目も憚らず泣いていた。
それはきっと俺がフィリップス少年と、
自分をダブらせることが出来たからだと思う。
若き日の自分は少年に共感できる純真でピュアなsoulを持っていた。

しかし、20歳の誕生日に再び観たときには、
泣けなかった。1Lの涙も出てこなかった。

俺はもう少年には共感できず脱獄囚ケビンコスナーの、
気持ちの方が共感できてしまったのである。

この時ほど残酷なまでに自分が大人になってしまったのだと思う日はなかった。

20。俺にとってはかなり焦る歳だし、
できればTeenagerのときに何かを掴みたかった。
されども俺も20代。
才能のない男の才能は若さだけ。

でもやっぱやっと『大人』になったんやな~
そしてこれからも『大人』になっていくんだな~
そんで子供心っつうか『童心』忘れずにいたいな~

あ、誕生日メールをくれた皆さん心から感謝ですm(__)m
これからもこんな奴を皆ヨロシク頼むぜ~世話になりますこれからも。

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1 コメント

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おめでとう (hoto)
2006-12-29 13:35:03
おまんでとう!
オレは二十歳をすぎてから年々、頭の中が若くなってく気がします。(笑)
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