万願寺道（終） 緑道に合流

撮影ポイント。
ここで、廃線跡地を利用した栄緑道に合流して、万願寺道は
消えている。周辺の住宅地も探してみたが、それらしき道は
見当たらなかった。

万願寺道 北第一公園

北側の住宅と南側の公園を仕切っている道です。何故、地図上
の東西南北に対して斜めに区切ったのか。やはり昔からあった
古道を境目にしたのではないだろうか。撮影ポイント。

万願寺道 中央線を越える

中央線から北は、そこまでの万願寺道と直線でつながる道
が少し残っている。消失した部分の名残ではないだろうか。
撮影ポイント。

万願寺道 袋小路

撮影ポイント。
中央線に遮られて行き止まりになっている。つまり、
明治22年に袋小路になって以来東の踏切へまわらない
と北へ抜けられなくなった。・・・と思ったが、実際
はそうでもなかっただろう。一日に数回SLが通るだけ
の鉄道なら何も踏切なんてものにこだわる必要もなし。
案外好きな場所で横断していたのではないだろうか。

万願寺道 残された路地

場所は立川六小の北西のあたり。昭和初期に緑川が
出来て、一度分断された。反対側へ渡るには羽衣橋
か正楽院橋を通らなければならなかったはずだが、
そのちょうど中間というやっかいな位置で川とクロ
スしていた。回り道が何通りもある中でよくこの路
地が生き残ったものだと思う。

万願寺道 正楽院

正楽院という寺院の横を通って、北東方向へ進む。
正面に写っている交差点は江戸海道（拝島道）と交
わっている場所。撮影ポイント。

万願寺道 病院沿いに北へ

撮影ポイント。
立川病院の東の道を北上する。上野原第一踏切で
府中砂川新田道とクロスして、JR南武線西国立駅
の前へ向かう。

万願寺道 羽衣3

羽衣町3交差点の西。東からの江戸海道とここで
ぶつかっている。撮影ポイント。

万願寺道 坂道

立川は段丘の町で、多摩川から離れて行くとどこかで
必ず坂を登る。写真は錦町住宅街の坂道。
撮影ポイント。

万願寺道 スーパー西友の裏あたり

撮影場所は保育園の近く。地図上で、東側を通る
みのわ通りや周辺の路地と比較してみると分かる
が、わずかに蛇行していて最近出来た道では無い
事がうかがえる。

万願寺道 境界の標識

根川を渡ると、甲州街道に出るまで僅かですが上り坂に
なっています。甲州街道を横断して斜め向かいの路地に
入りますが、その入り口には「国立市」の標識が立って
います。反対車線側には「立川市」の標識も。昔からあ
ったこの万願寺道を市境としたようです。撮影ポイント。

万願寺道 貝殻板橋

立川公園の横を通って、多摩川の支流のひとつである根川を
越える。その時渡るのがこの木製の橋。撮影ポイント。
背景に至誠学園が写っている。

／／／　　　訂正　　　／／／
貝殻板橋ではなく、貝殻坂橋が正しい名前でした。訂正します。
06.11.13

万願寺道 兄弟路

前回取り上げた田村道とよく似た万願寺道を辿ってみました。
両方とも国立の北と日野の万願寺の間を行き来する路で、お互
いの距離もそんなに離れていません。田村道の時とは逆に多摩
川～国立の順に進みます。写真は河川敷の立川公園の東です。
撮影ポイント。
うしろを振り返るとこんな風景。向こう岸の日野の街が見えて
います。

田村道（終） 対岸

多摩川の河川敷までで田村道は行き止まりとなる。
左に見えているのが中央高速の橋で、その向こう側
が万願寺の下田地区。撮影ポイント。

田村道 石垣の庚申塚

古道をたどっていると、定番と言っていい程よく見かけます。
昔の人が道を造る動機はやはり互助精神でしょうから、信仰と
も結びついたんでしょうね。現代人の場合は何か？パーキング
エリアに庚申塚なんてあるのか知りませんが、高速道路は造る
事それ自体が目的みたいに見えます。天下り役人が税金で私腹
を肥やすために造っているとすれば、工事さえ終わればあとは
どうでもいい訳ですから。
場所は青柳稲荷の近く。