瞬間的高揚は人をはずかしめる

 

 

早合点して・・・

とてつもない幸運が舞い込んだと

勘違いして　舞い上がってしまうこと

ありませんか？

 

 

 

そして　

それが勘違いと気付いたときの落胆

その後　徐々に募ってくる羞恥心

耐えられません

 

 

 

 

屋久島で　ナイトダイビングをしたとき

チームの全ての人の視線が一点に集中した

 

形はガンガゼ（ウニの仲間）だけど　

トゲトゲはピンク色やオレンジ色

そのウニの仲間に　半透明のエビがついていた

誰も見たことが無いエビ・・・

そこにいるダイバーすべてが色めき立った

カメラフラッシュの閃光が　たてつづけに走る

 

 

 

『　新種のエビ？　新種のエビ？　』

 

 

 

陸上に上がってきてからも

話題は　そのエビのこと

 

 

 

早速　図鑑で調べてみると・・・

 

『　ガンガゼカクレエビ・・・夜間の色・・・ 』

 

ということは・・・　

 

昼間なら　まま見られるエビということ

 

 

 

一同　苦笑い　バツが悪い

内心　小躍りしていた自分が恥ずかしい

 

 

 

うきくさは・・・

海のことを　ひとつひとつ地道に覚えていく

ひよっこダイバーです

皆様　ご指導ご鞭撻のほど　よろしくお願いします

 

 

 

 

 

 　　　　　　　　　　名称　　　　　　　ガンガゼカクレエビ

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　学名：　Tuleariocaris zanzibarica

 

 　　　　　　　　　　撮影地　　　　 　鹿児島県　屋久島

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『一湊タンク下』

 

 　　　　　　　　　　撮影日　　　　　 ２００７／９／９

 

 　　　　　　　　　　Depth　　　　　 　８ｍ

 

 　　　　　　　　　　Length　　　　 　 ２．５ｃｍ