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普通の暮らし

夕鶴

2014-12-29 17:07:58 | 感動 
木下順二作の戯曲。民話 鶴の恩返し を題材としています。
ストーリーは 与ひょうは、ある日罠にかかって苦しんでいた一羽の鶴を助けます。
後日、与ひょうの家を「女房にしてくれ」と一人の女性つうが訪ねてくる。
夫婦として暮らし始めたある日、つうは「織っている間は部屋を覗かないでほしい」と約束をして、
素敵な織物を与ひょうに作って見せます。

つうが織った布は、「鶴の千羽織」と呼ばれ、知り合いの運ずを介し高値で売られ、
与ひょうにもお金が入ってくる。その噂を聞きつけた惣どが運ずと共に与ひょうをけしかけ、
つうに何枚も布を織らせます。

約束を破り 惣どと運ず、与ひょうは、つうさんが織っている姿を見てしまう。
そこにあったのは、自らの羽を抜いては生地に織り込んでいく、
文字通り"我が身を削って"織物をしている 与ひょうが助けた鶴の姿だったのです。
正体を見られたつうは、与ひょうの元を去り、傷ついた姿で空に帰っていきます。

小学校6年の夏 村の子どもたちの役で (京都会館第2)夕鶴の舞台に立ちました。
朝昼2回公演でした。オペラではなく演劇の舞台です。
「じやんに着せる ふと縫うの~ ばやんに着せるふと縫うの~
ちんからかんからトントンと~ん」ー遠くからわらべ唄ー
「おばさんおばさんうた唄うてけれ」♪ってね

で ここからが本題です。
全日本フィギュアスケートも無事終わり 羽生選手が「優勝V3 王者の滑り」新聞の見出しです。

中国大会の衝突事故の時着用していた 赤のスパンコールが付いた
コスチュームは封印しているようですね。

黒白に金ブルーのスパンコールが渦状にちりばめられた衣装が原因と思いますが
羽生選手が夕鶴のつうさんに観えてくるんですよね

矢を受けて 血を流していた一羽のつる(中国大会の赤が印象的な衣装)
自分の羽を毟って布を織る姿と重なって見えたのが 
NHK杯フリーの演技で オペラ座の怪人のじゃ~んに合わせて
転倒しぐったり起き上がる姿  身を削って舞台に立ち続けているのってね

つうさんは 後半の長セリフで
「与ひょう あたしの大事な与ひょう あんたはどうしたの?
あんたはだんだん変わっていく~ おかねおかね おかね、、、」
というところが 圧巻なのですが
羽生君もフィギユアスケート界の大きな経済の流れに 飲み込まれていない?
と 心配になったことも有りました。

彼が不屈の闘志で不調を乗り越え 五輪王者の責任を体現できて 本当に素晴らしかったです。

彼の体型 手足が細く長くて なだらかな肩のライン 小さなお顔に 切れ長なおめめ
やっぱ 鶴でしょ!(^^)!  名前にも 結弦 ゆづる ゆーづる 
彼の「決して覗かないでください」って時間を誰も邪魔しませんように祈ります。

腹痛で精密検査だそうですね 大丈夫かな 心配ですね 
きっと大量の鎮痛剤で乗り切ってきたと思います
ゆっくり養生してね。飛んで行ったらあかんよ

追記
小塚選手 復活おめでとう 本当に良かったね 応援してるよ\(^o^)/
町田選手 火の鳥 エデンの東 歓喜の歌 心に響きました 
      数々の名セリフも(#^.^#)感動をありがとう
新生女子のメンバーさんみんな素晴らしい 真央ちゃんどんな心境かな?  
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