音楽広場

普通の暮らし

食道発声

2015-04-10 21:33:52 | 日記
つんく♂さんが咽頭がんによる声帯摘出で声を失ったと 大学の入学式で新入生に発表し 話題になりました。

つんくさんは 母校近畿大学の入学式プロデュースに数年前から携わっていたようですね。

新入生へのメッセージは 深い内容 メメント・モリ 死を忘れるな 若い時期も大切に過ごしてよって事かな

で 食道発声についてですが、
昔 声楽の師匠が 耳鼻科の医師と協力して この食道発声の訓練のお手伝いをされていました。

本当に大変な訓練で、、、
普通の人が げっぷをした時に食道が鳴る あの音を話し音まで高めていくんですよね たぶん

頑張ったら出来そうな気もしますが、、、

でも もっと残念なことは 呼吸を気管孔からのみ行うって事です。 
(声帯全摘だと 呼吸の為に 気管孔を作ります みんなスカーフとか 首に巻いてるよね)

気管孔呼吸の後遺症~
《喉頭を摘出した後は、呼吸は気管孔からのみ行うため、
この気管孔は生涯閉じることはできません(永久気管孔)。
日常生活においては、次のような種々のハンディキャップが生じることになります
気管炎を起こしやすい、胸までしか入浴できない、匂いがわからない(嗅覚脱出)、
熱いものがフーフーできない、鼻がかめない、息を止めて力むことができない、などです。》

日本には香道って香りを利く文化があり 鼻腔にかぐわしい香りを引き込み 
心を落ち着かせる技があるんですよね 西洋にもアロマテラピーがあるよね

匂いがわからなくなる(嗅覚脱出)って 悲しい

言葉が話せないのは 筆談で伝えることも出来るけどね 
もちろん歌えなくなるのはとてもとても悲しいですが

つんくさん♂は子ども達もまだまだ小さいし 癌にまけられないよね

「私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。
こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。
そんな事を考えながら生きていこうと思います。」つんく♂さんの言葉より(全文読むと良いよ)
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