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キミは世界で一匹、青い目の雑種犬・ホリーの今日

説明不足?

2012年03月17日 | 社会

一国民の戯れ言です。

 

先日の国会では、

被災地のがれき処理について討論されていました。

政府の「広域処理」というものです。こちらは環境省でHPも作っています。

6日には全面カラー広告も打ち出しましたね。

母はあまり読まなかったのですが、もっと詳しく読み込んでおけば良かった。

「もちろん被災地で処理は進んでいるんだけど、

早く復興するにはがれきを早くどかしたい。

受け入れてくれないからこんなに減らないんだ、なんとかしてくれ~」

みたいな、視点をずらした内容にも受け取れます。

総理から全国の自治体首長へお願いもあってか、

その後、静岡県島田市が名乗りを上げました。

 

あまり他の自治体の意見は、おおっぴらに公表されていないと思うのですが、

↓あるんです。笑

徳島県HP

15日現在の県の見解として、ちゃんと質問に答えて回答しています。

できるだけ協力は惜しまないが、国の安全説明が不十分、というわけです。

徳島県のこの「姿勢」については、ネットでも賞賛されているようです。

震災前の焼却灰100ベクレル/kgが、震災後の特別措置法で

8000ベクレル/kgになったのはなぜか。

(環境省HPによれば、最終的にIAEAのお墨付きをもらっている、そうです。)

100ベクレルは、「廃棄物を安全に再利用できる基準」

8000ベクレルは、 「廃棄物を安全に処理するための基準」

だそうで、既存の処分場で処理しても対策は大丈夫だそうです。

国としては説明しているつもりでも、みんながみんな

多分、知ろうとする心づもりがある人ばかりじゃないですし。

やっぱり政府に信用がなくなったんですかねえ。

 

 

とはいうものの、

実際、基準を下回るものを埋め立てた伊勢崎市の最終処分場排水から、

(昨年9月20日)基準を超えたセシウムが検出された事実があると、

なおさら慎重になるのは当然と思われます。

陸前高田市の市長も著書の中で

「市内にがれきのプラントを作れば、

自分たちの判断で今の何倍ものスピードで処理ができると考え、

そのことを県に相談したら、門前払いされた」話もあったようですが

焼却炉の建設などへの交付金の使い方とかは、

現場の自治体に任せてあげればいいのになあ、と素人は思います。

しかし、理由はともあれ結果としてがれきの量を考えると、

一刻も早くどかさなければ、とも思いますし…。

 

うーーん、全国の首長さん、どうするんでしょう。

東京は福島で電気を作ってもらっていたし、

都知事の「黙れ!」で決まっちゃう所です。

日本人は痛みを分かち合うとか考えちゃう人種ですから

この受け入れ問題が、踏み絵とならないことを願います。

低線量放射線廃棄物については、否定肯定たくさんの意見が飛び交っていて

正直どれが正しいのか、わからなくなってきました。

安全ならいいんですよね。将来的にも。

こんなことを言っていると、

亡くなった吉本隆明さんには、退廃的とか言われちゃうんでしょうね。笑