一国民の戯れ言です。
先日の国会では、
被災地のがれき処理について討論されていました。
政府の「広域処理」というものです。こちらは環境省でHPも作っています。
6日には全面カラー広告も打ち出しましたね。
母はあまり読まなかったのですが、もっと詳しく読み込んでおけば良かった。
「もちろん被災地で処理は進んでいるんだけど、
早く復興するにはがれきを早くどかしたい。
受け入れてくれないからこんなに減らないんだ、なんとかしてくれ~」
みたいな、視点をずらした内容にも受け取れます。
総理から全国の自治体首長へお願いもあってか、
その後、静岡県島田市が名乗りを上げました。
あまり他の自治体の意見は、おおっぴらに公表されていないと思うのですが、
↓あるんです。笑
15日現在の県の見解として、ちゃんと質問に答えて回答しています。
できるだけ協力は惜しまないが、国の安全説明が不十分、というわけです。
徳島県のこの「姿勢」については、ネットでも賞賛されているようです。
震災前の焼却灰100ベクレル/kgが、震災後の特別措置法で
8000ベクレル/kgになったのはなぜか。
(環境省HPによれば、最終的にIAEAのお墨付きをもらっている、そうです。)
100ベクレルは、「廃棄物を安全に再利用できる基準」
8000ベクレルは、 「廃棄物を安全に処理するための基準」
だそうで、既存の処分場で処理しても対策は大丈夫だそうです。
国としては説明しているつもりでも、みんながみんな
多分、知ろうとする心づもりがある人ばかりじゃないですし。
やっぱり政府に信用がなくなったんですかねえ。
とはいうものの、
実際、基準を下回るものを埋め立てた伊勢崎市の最終処分場排水から、
(昨年9月20日)基準を超えたセシウムが検出された事実があると、
なおさら慎重になるのは当然と思われます。
陸前高田市の市長も著書の中で
「市内にがれきのプラントを作れば、
自分たちの判断で今の何倍ものスピードで処理ができると考え、
そのことを県に相談したら、門前払いされた」話もあったようですが
焼却炉の建設などへの交付金の使い方とかは、
現場の自治体に任せてあげればいいのになあ、と素人は思います。
しかし、理由はともあれ結果としてがれきの量を考えると、
一刻も早くどかさなければ、とも思いますし…。
うーーん、全国の首長さん、どうするんでしょう。
東京は福島で電気を作ってもらっていたし、
都知事の「黙れ!」で決まっちゃう所です。
日本人は痛みを分かち合うとか考えちゃう人種ですから
この受け入れ問題が、踏み絵とならないことを願います。
低線量放射線廃棄物については、否定肯定たくさんの意見が飛び交っていて
正直どれが正しいのか、わからなくなってきました。
安全ならいいんですよね。将来的にも。
こんなことを言っていると、
亡くなった吉本隆明さんには、退廃的とか言われちゃうんでしょうね。笑