HOLY! HOLY!

キミは世界で一匹、青い目の雑種犬・ホリーの今日

栄養学

2010年07月09日 | ホリーの日記

 

今年の春、

狂犬病予防接種を受けに行った病院で

「ちょっとオデブちゃんかな?」と言われてしまったホリー。

えーーっそんな?と驚いてしまった母ですが、

改めてホリーの体型をチェック。

一応、ウエストのくびれはある。肋骨にも触れる。

ここまでは、一般的な肥満度チェックはクリアしているのですが

ホリーの場合、イカツイ肩があるんです~。

で、肩の周りにオニクやら脂肪やら、がついております。

首には襟巻きもついてます。

   寝てると目立たないけど。

しかも、クリアしたとは思うけど、やっぱり胴もぽちゃっとしてます。

この「ぽちゃっ」が飼い主にはたまらんのですが。笑

 

ウーーン。これはやや肥満体型なのか??

犬(ヒトも)のダイエットを考える時、

真っ先に思いつくのがカロリーと運動、ですね。

しかし、犬と人では同じというわけにはいきません。

単純に、カロリーの低いフードが良いという考えは間違いです。

カロリーがあるのは3大栄養素のタンパク質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)だけですが、

タンパク質と脂質は「体をつくる栄養素」、

炭水化物は「体を動かすエネルギーになる栄養素」と

その役割は異なるものです。

人間では、タンパク質と炭水化物は4kcal、脂質は9kcalで計算されます。

犬の場合は、タンパク質と炭水化物は3.5kcal、脂質は8.7kcalで計算されます。

3大栄養素は、それぞれの働きが異なるので、

その働きとバランスを理解しないと、健康な体を維持することはできません。

低カロリーばかりに注目してダイエットフードを選ぶと

逆に、栄養失調で健康を損ねることもあるといいます。

つまり、カロリーではなく、

このPFCの栄養バランスに注目しなくてはいけないのです。

 

●タンパク質は、「体をつくる栄養素」で、犬は人間の4倍前後必要と言われています。

 シニアになっても減らしてはいけない大切な栄養素です。

●脂質は「体をつくる栄養素」になるので、少なければ良いというものではありません。

 バランス良く、いろんな種類の良質の脂質を適量摂取することが大切です。

●炭水化物は、「体を動かすエネルギーになる栄養素」です。

 摂りすぎると、使わないエネルギー分がそのまま体に脂肪として蓄えられます。

 

母も、ついつい、ダイエット=カロリー減、

 「高タンパクと低脂肪」(肉適度、脂少なく、フードの量を減らす←キケンです)・・・

と短絡的に考えていましたが、肉もあげすぎると、腎臓肝臓に負担がかかります。

食事制限をすると、基礎代謝エネルギーが低下してリバウンドしやすくなります。

タンパク質と脂質は一定の量が必要ですが、

消費カロリーに応じて、調整しなくてはいけないのは「炭水化物」です。

 

なのに!ダイエットフードの原材料に、あるわあるわ炭水化物。

トウモロコシ、コーングルテンミール、米… 肉より安いですからね。

以前、ホリーが実際手作り食の「米」を消化できずに

夜間救急にお世話になったことや、犬は穀類は消化できないことを知り、

フードジプシーの挙句、

穀物ゼロの「イノーバエボ」ウェイトマネージメントに落ち着きました。

      イノーバ エボ ドッグフード ウェイトマネージメント (3kg〜13kg)

その後、穀物ゼロフード(高タンパク・低炭水化物)が増えてきました。

このフードをベースに、少し赤肉のフードを混ぜると、

ウンPの固さもちょうど良いのです。ホリーのハラ、不思議~。笑

 

ただし、イノーバエボはカロリーが高いので、運動をしないと太ります。

夏は特に運動量も減り、危ないです。汗

そこで、今お試しで切り替え中なのが、

「ナチュラルバランス」リデュースカロリー フォーミュラー。

     

これは低カロリーな分、栄養失調を防ぐため食べる量が多いので、

食いつきがよければホリーに向いているかも。笑

ローテーションに入れてもいいかな。

 

しかし、昔の犬のごはんは残飯でも、ちゃんと生活してた気がしますが

今と比べると短命だったと思います。

散歩してると16歳、18歳のワンコたちとよく会います。