山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

山の恵み、人とのつながりの食卓に感謝

2022年11月06日 | 山菜料理

 本日の収穫物は、どちらかというと、道すがらに戴いてきたものの集合体。

       これは貴重なワサビ君

       こちらも貴重なナメコとムキタケ

 そうして、これまた貴重な、

       ナラタケとキナメツムタケ(白っぽい3個)です

 結局、どの収穫物も命を戴くわけですから、どれも貴重なんですね。可能な限り美味しく調理して楽しませてもらいたいと思います。

 さて、キナメツムタケは初登場なのでちょっと解説すると、土から生えるナメコみたいなもの。ヌメリ、風味、食感ともにナメコに近い美味しいキノコです。ただ、今回は、諸般の事情により、ナラタケと一緒に調理することにしました。湯がいて汚れを落としたところで眠くなってきたのでひと休み。

 目覚めると、ありがたいことに下ごしらえが終わっていた。

「少しだけだったから。」

と言ってくれる妻に感謝。しかも、ナメコ汁は、娘が作ってくれるって。嬉しくて涙が出てしまうじゃないの。・・・ちょっと裏事情を暴露してしまうと、マタギがこれまでに作った料理のレシピは、殆どプリントアウトしてあるので、家族の誰でも作れる状態なんです。したがって、「作りたい」とか「作らなきゃ」と思えば作ってもらえるんです。

いずれにしても、ありがとう!

 さて、そうなると、マタギが担当するのは、ワサビ料理でしょう。ご飯に直接乗せるのは、もちろん決まりなんだけど、やっぱり刺身にも使いたいよね。早速、近所のスーパーへ。スルメイカとミズダコとマグロの剥き身を買ってきました。ついでに買ったのが『海藻サラダのもと』。どうしてかというと、ミズダコ料理で出てくる皮と吸盤を活かしたかったから。で、今回は、主にこちらの方を記録に残しておきます。だって、初めてだったし美味しかったものだから。

  ≪海藻サラダ≫

 下ごしらえ・調理の部

 ・タコの皮と吸盤を身から外して、食べやすい大きさに切ります

 ・レタス3~4枚分を一口大にちぎって、刻まれた海藻と合流

 ・タマネギ1/4個を薄くスライスし水にさらして辛み抜きしておきます

 ・タコも加えて混ぜたら冷蔵庫で待機

 ドレッシングを作ります 『ちーすけ』さんのレシピを真似させていただきます

 ・酢と醤油各大さじ4、ゴマ油と砂糖と煎りゴマ各大さじ2を蓋の出来る瓶に入れてよく混ぜます

 ※この時点では、砂糖が溶ければOK

 これで、準備完了です。

 ・タコは薄い削ぎ切りに、イカはそうめんに、マグロの剥き身は

 ・剥き身ボールに(最近、我が家のブーム。大人気です)

 ・ワサビは本日分だけ汚れを落として摺り下ろします

 ・全て揃ったところで、海藻サラダにタマネギとドレッシングをかけます

 ※よく振ってから掛けるべし

 かなり旨かったです。倍量作っておいてよかった。

       本日の食卓です

 画像中で、説明していなかったのが『イカの塩辛』。新しい『ワタ』が取れたので、以前から漬けておいた物が1本、入れ替わりにタッパーから出てきました。それから、妻が作った『青菜(せいさい)と茄子の煮物』。これは、山形人のソウルフードの一つと言ってよいかもしれません。この時期、山形で採れます。野沢菜に近い味かな。

 そして、実は、今回のワサビ採りに出掛けた本当の原因になったのが『笹かま』なんです。石巻の叔父叔母から届きました。これを本物のワサビ醤油で食べたいというのが始まりで山に出掛けることになり、大いなる自然の営みに触れることが出来ました。

 山の神様はもちろんですが、石巻の叔父叔母が届けてくれた食卓でもあるのです。

 山の恵みに、そして、人とのつながりに感謝を込めて、戴きます!



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